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おおぐし じゅんじ

大串 潤児

歴史学 教授

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こんなことしています(授業など教育) ゼミの活動

2012年 卒業論文発表会

「いのち」への関心

  2013年2月7日、恒例の日本近現代史ゼミ卒業論文発表会が行われました。   本年の作品は、 ・「時代の中のランナーたち,戦前日本および統治下の朝鮮~人見絹枝(KINUE HITOMI)という個性~」 ・「新聞における1930年代長野県の総力戦体制の形成~1923年から日中戦争期の『信濃毎日新聞』~」 ・「戦後における地域医療の展開と社会~長野県南佐久郡における農村医療運動~」 ・「石牟礼道子論~『苦海浄土 わが水俣病』を中心に~」 の4作品でした。

  2013年の卒業論文の特徴は何でしょうか?   まず第1に、歴史学の基本ではありながら、就職活動その他、現在の4年生が自由に使える時間ではなかなか調査をすることが出来ない地域の1次史料を発掘、分析したことです。佐久病院や佐久市教育委員会にはお世話になりました。   第2に、これも実際にはなかなか難しいことですが、水俣の地を訪れたことです。卒論の出来、不出来、以前に、自分の人生にとっての「重い問い」が見つかったことと思います。   第3に、総じて「いのち」への関心が高い学年であったことです。また、2011年の東日本大震災の経験をへてメディアの問題を批判的にとりあげた作品もありましたが、これもある意味では「いのち」をめぐる議論ともいえると思います。   2012年冬学期は、「東日本大震災と歴史学」と題して講義しましたが、その準備過程でも「復興」と「いのち」をめぐるさまざまな思索に出逢うことが出来ました。   来年度、日本近現代史を専攻する予定の学生たちも交えた「追い出しコンパ」(食事会)も楽しいものでした。

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