私たちの日本近現代史ゼミでは、毎年夏・春２回の合宿と、春・秋２回のフィールドワークを行っています。
昨年の夏合宿は、2005年9月9～10日、飛騨高山および長野県南木曽町に行きました。飛騨高山では飛騨代官陣屋や旧高山町役場を見学し、その日は下 呂温泉に１泊。留学生による研究報告を行いました。翌日は、南木曽町に向い、南木曽町教育長の遠山高志さんの案内で、南木曽町立博物館・妻籠宿場町・本陣 などを見学しました。普段は見ることのできない収蔵庫をはじめ、博物館資料収集・保存の現場を見学できたことは大変貴重な体験だったと思います。
妻籠宿でのひととき。
ところで、今年の春のフィールドワークは、4月28日、岡谷市の市立蚕糸博物館に向かいます。長野県の近現代史を考えるとき、製糸業・養蚕業のこ とは不可欠ですが、そのための基礎知識を得るとが大きな目的です。同時に、「繰糸」（そうし）＝糸とりの体験もできるので、「女工」さんの労働を、多少な りとも実感してもらえればと思います。