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理工学系研究科土木工学専攻M1山﨑晴香さんが第54回 (公社)日本地すべり学会研究発表会で「最優秀若手ポスター賞」を受賞

15年10月14日

  平成27年8月25日~28日に山形テルサ(山形県・山形市)で開催された「第54回 (公社)日本地すべり学会研究発表会」において、理工学系研究科・土木工学専攻の山﨑晴香さん(修士課程1年)が最優秀若手ポスター賞を受賞しました。最優秀若手ポスター賞は、学生やポスドクなどの35歳以下のポスター発表のなかから1題に授与されました。

  地すべり地には、膨潤性粘土鉱物を大量に含む湿潤試料が多く存在します。膨潤性粘土鉱物を含む試料の薄片を作成する場合、従来から断層研究の分野で広く用いられている油研磨も有効ですが、油抜きや器具の洗浄等にかなりの時間を費やします。本報告の方法は、薄片作成時間の短縮のみならず、有害な有機溶剤の使用も最小限に押さえられ、さらに薄片の仕上がりも良好です。せん断試験後の湿潤試料から薄片を作成する方法としては有用な方法であると考えられます。


受賞演題は以下の通りです。

「膨潤性粘土鉱物を含む湿潤土試料の薄片作成法」

○山﨑晴香1、小林健太2、渡部直喜3、梅崎健夫4
1信州大学大学院理工学系研究科土木工学専攻、2新潟大学理学部地質科学科、3新潟大学災害・復興科学研究所、4信州大学工学部土木工学科