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先鋭領域融合研究群 山岳科学研究所 国際シンポジウム「森林分野における最先端レーザー研究" Excellent Laser scanning Research for Forestry "」を開催

15年01月23日

  山岳科学研究所主催で昨年5月に大学間協定を結んだ国立フィンランド測地研究所(FGI:Finnish Geodetic Institute)と、「森林分野における最先端レーザー研究" “Excellent Laser scanning Research for Forestry”」と題した国際シンポジウムを1月20日(火)に開催しました。
  山岳科学研究所の研究の柱は部門間を融合する三次元レーザーのセンシング研究です。当該分野の世界的研究機関である国立フィンランド測地学研究所(FGI)のDr. Jarkko Koskinen所長と、レーザー分野におけるWeb of Science(論文数、論文被引用数等)で世界1位のJuha Hyyppa 教授を特別招へい教授として招きました。1月19日に山沢学長を表敬訪問し、今後も専門家である山岳科学研究所長の加藤正人教授と国際科学技術協力を進めていくことを確認しました。
1月20日の国際シンポジウムは1部でKoskinen所長とHyyppa 教授の基調講演、2部では加藤正人教授のチームがFGIとの具体的な国際共同研究成果として、欧州国際レーザーのフィールド調査での経験、上高地ケショウヤナギ林での地上レーザー解析、ラジコンヘリコプターによる森林観測、木曽赤沢休養林での航空機レーザー解析について報告しました。会場には信州大学の学生の他、関連する航測会社、ソフトウェア会社、森林総合研究所などの研究機関、山梨県、長野県の地方自治体、市民、マスコミからも参加があり、盛況のうちに終了しました。
  1月21日は最先端レーザー研究について、二人から3時間の講義を受けました。世界レベルで活躍される方だけに、エネルギッシュで話題も豊富であり、大いに刺激を受けました。Hyyppa 教授から研究所及びヘルシンキ大学でレーザー研究の技術交流として信州大の学生を受け入れても良いとの申し出もありました。この後、御嶽山噴火のレーザーによる地形変化と噴出量解析を行う予定であり、学生たちと現地視察を行いました。今後、信州大学が目指す、特色を生かした世界的な研究拠点づくりとグローバル人材育成に力を入れていきます。

学長訪問(左からJuha Hyyppa教授、Jarkko Koskinen所長、山沢学長、加藤所長)

学長訪問(左からJuha Hyyppa教授、Jarkko Koskinen所長、山沢学長、加藤所長)

講演するJuha Hyyppa教授

講演するJuha Hyyppa教授

シンポジウム講演者

シンポジウム講演者