本研究室では、長野県の主要淡水域、中でも日本を代表する中流域河川である千曲川(信濃川)を主な調査地として、(1)水生昆虫類巣材絹糸の構造解析、(2)造網性水生昆虫類の石礫縫合による河床改質能カの評価、(3)水生昆虫類の絹糸による河川の水質浄化能カの評価などを調査している。また、各々の成果を統合し、さまざまな水生昆虫類巣材繊維の構造解析、河川における河床改質能カおよび水質浄化の評価を行い、有用な新素材の探索と水環境の総合的な浄化・修復への利用に資することを最終目的としている