信州大学
連携事業

平成30年11月15日、平成30年度大学院共通科目「科学技術政策特論」に理研から講師をお招きしました。

平成30年11月15日、平成30年度大学院共通科目「科学技術政策特論」に理研から講師をお招きしました。イメージ01
佐久間 淳 講師
平成30年11月15日、平成30年度大学院共通科目「科学技術政策特論」に理研から講師をお招きしました。イメージ02
講義の模様1
平成30年11月15日、平成30年度大学院共通科目「科学技術政策特論」に理研から講師をお招きしました。イメージ03
講義の模様2

 平成30年11月15日(木)、総合医理工学研究科総合理工学専攻共通科目、総合理工学研究科共通科目「科学技術政策特論」(担当教員:佐藤明生学術研究院工学系教授、学長補佐)に、理化学研究所から講師をお招きして講義が行われました。この講義は、信州大学が理化学研究所と平成28年3月に締結した連携・協力協定に基づく連携事業の一環でもあります。
 本年度の科学技術政策特論は、今後の発展が見込まれる人工知能(AI)の利活用に着目して、成長が期待される技術分野をピックアップしてその現状と将来を取り上げるという内容で、9月27日から今回まで全8回にわたって大学・研究機関・企業・行政から多岐にわたる講師陣を招いて開講されましたが、最終回の今回、理化学研究所革新知能統合研究センター人工知能セキュリティ・プライバシーチームの佐久間 淳チームリーダー(筑波大学システム情報工学研究科教授)から「AIセキュリティ・プライバシー」と題してご講義いただきました。
 機械が苦手で、人間の方が得意だと思われていたタスクも機械の方が優秀になりつつあるが、これからの機械学習研究は、倫理観をもった人間が「やり過ぎない」AI、より賢いAIを作ることが必要であることや、この研究が活発に行われていくという将来展望などをお話しいただきました。
 将来の研究者、技術者には、広い視野と専門分野近傍の領域の知識や理工農学系分野全体の基本的な知識をもち、学際的技術の研究開発や国際化に対応できることが求められていますが、聴講学生にとって、そのような学修の一助となる有意義な講義でした。