企業の知的財産担当者による講義を行いました

活動報告

学外ゲストスピーカーによる「知的財産」の講義も終盤を迎え、平成29年12月11日、18日の2日に渡り、下記8社の企業の知的財産担当者による講義が行われました。

講義では、製品がどのような知的財産で保護されているか、その知的財産を保護する戦略にはどんなものがあるか、また、海外での模倣品対策等について、各社からお話しいただきました。 それぞれの商標や意匠・特許などの説明に続けて、ノウハウを公表しないことによって他社との差別化を図るため秘匿化するものがあるという話や、模倣対策として①専門の調査会社に依頼、②インターネットサイト販売の監視、③海外の税関を訪問し直接模倣対策を依頼する、などを行っていても、もぐらたたきに近い状態だということ、しかし、模倣対策を行わないと更に模倣品が横行してしまうという難しい現実を、学生たちは学びました。

講義終了後には、学生たちとフリーディスカッションを行いました。特に「これからどのような人材が必要になるか」については、学生たちにとって、大いに参考になったかと思います。 「自分の意見を話せること」「どうやったらできるかという肯定的な考え方を持った人」「なぜ売れるか、どんな仕掛けかということを考えられるビジネス感覚があること」「ノーアクション、ノーエラーはNG、やらないという選択肢は持たない」「何が複合されてアウトプットできるかわからないため、多様な分野に興味を持ち、プライベートを充実させる」など、具体的な人物像を提言くださいました。

知的財産について、実際に企業の最前線でご活躍されている方々に直接お話していただき、また、学生たちの今後について指針をいただけたことは、大きな力になったと思います。

師走のお忙しい中、ご協力いただいた各企業担当者の皆様に、感謝申し上げます。

【担当いただいた企業(順不同)】
12月11日
ライオン株式会社
日本ケミコン株式会社
シチズン時計株式会社
ミズノ株式会社
12月18日
ダイワボウホールディングス株式会社
倉敷紡績株式会社
花王株式会社
日本バイリーン株式会社

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