事業構想大学院大学での講義

活動報告

本年度も6名のプログラム履修生が、東京の南青山にある事業構想大学院大学で隔週開講されていた「ビジネスモデルの策定」と「技術動向と事業構想」の2科目を受講しました。最終回となった7月29日の「技術動向と事業構想」は特別講義ということで、更に追加でプログラム履修生3名も聴講させていただきました。
この特別講義は『時間について』がテーマでした。前半の岩田修一教授による講義では、自動車産業の成長から日本製航空機の生産というビジネスモデルの変遷を例に進められました。『持続可能な社会』へとシフトしている現状とそれを踏まえた事業構想の必要性について、時折ディスカッションを交えながらの講義でした。

後半は、ゲストスピーカー香取秀俊教授(東京大学物理工学専攻)による『光格子時計~新しい時間を作る~』と題した講義でした。香取教授の研究は、138億年(ビッグバンから現在までの時間)の2倍で1秒狂うかどうかという正確な時計を作ることですが、副産物として、光格子時計を新しい「ものさし」とした精密なセンサーとしての活用も模索していらっしゃいます。最新の科学と技術について触れることができた貴重な体験となりました。

事業構想大学院大学での授業は、単純な講義形式ではない、ディスカッションを取り入れた活発な議論がなされる講義であり、クラスメートたちは皆社会人学生となります。そうした環境の中で学ぶということは、プログラム履修生にとって、大きな刺激となりました。これは、何にも代えがたい貴重な経験であり、今後も事業構想大学院大学との交流・連携を進めていく予定です。

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