アメリカにて海外研修を行いました

活動報告

プログラム生4名は、3月7日から3月12日までの間、信州大学繊維学部と交流協定を結んでいるアメリカのノースカロライナ州立大学繊維学部(NCSU)を訪問しました。
NCSUは歴史が古く、アメリカの繊維産業界に多くの卒業生を輩出し貢献しています。NCSUの繊維関連施設の見学と、学生たちとのワークショップを行った今回の研修の目的は、海外の大学の現状を知り、自分たちと比べることで世界の標準を探ることにあります。これらの体験を通して学生たちは自分の中にものさしを持つことができたのでしょうか。

一日目
施設見学では、なかなか見学することが難しい不織布研究所を始め、染色、紡糸から製品製造にいたるまでの一連の装置を見学することができました。企業や軍との共同研究で使用される大規模設備を間近で見ることができたことは貴重な機会となりました。
ワークショップでは、長野県の食べ物や文化、プログラムの紹介、個人の研究について発表を行いました。長野県で馬肉を食べる習慣があることを知ると、NCSUの学生は大いに驚き、上田市にゆかりの武将真田幸村の話題においては、どちらの学生も盛り上がりを見せていました。
研究発表では、どのような実用性があるのかという点で活発な質疑応答が行われました。NCSUの学生が常に笑顔でなごやかな雰囲気を作ってもらえたおかげで、普段は英語での質疑応答に緊張してしまうプログラム生ですが、リラックスして受け答えができたようです。
また、信州大学繊維学部の卒業生で、現在NCSU修士課程に在学中の向日勇介くんからは、ノースカロライナでの留学生活についての話を聞くことができました。

二日目
NCSUで行われたASSISTワークショップに参加し、ウェアラブルテキスタイルについての最新の動向を学びました。
その後訪問したNC Japan Centerでは、NCSUで研究中の日本人研究員の方々と会う機会がありました。彼らからは、異国で送る研究生活の素晴らしさや苦労話など率直な話を聞くことができ、学生たちは自分に置き換えることで、プログラムを履修することのモチベーションをさらに上げることが出来たようです。
夕方からは、名古屋大学リーディングプログラム学生との交流会に飛び入りで参加するチャンスがありました。急な参加にも関わらず温かく迎えていただき、学生たちは意気投合して交流会を楽しんでいました。


-------------------後記
夕食にレストランへ行った際、出てくるお料理のサイズが本当に大きいことにびっくりしました。ノースカロライナは豚のバーベキュー料理が有名なので専門のレストランに行った所、半分の量を注文したはずなのに日本の大盛りくらいの量がお皿に乗せられている所を見て、アメリカンサイズを体験した瞬間でした。 もちろん学生はペロリときれいに食べていましたが。

« 前の記事へ

お知らせ一覧にもどる

次の記事へ »