福井大学と学生合同ワークショップ・交流会を行いました

活動報告

司会を務めるHanaa Naoumaさん(1年、左から2人目)
司会を務めるHanaa Naoumaさん(1年、左から2人目)
質疑応答で質問をするRina Afiani Rebiaさん(1年)
質疑応答で質問をするRina Afiani Rebiaさん(1年)
ポスター発表中の石川浩章さん(2年)
ポスター発表中の石川浩章さん(2年)
交流会終了後の集合写真
交流会終了後の集合写真

3月1日福井大学にて、リーディングプログラム履修生と福井大学の学生との合同ワークショップ・交流会が開催されました。この交流会は本プログラム履修生の石川浩章さんとHanaa Naouma さん、福井大学の学生代表者が中心となり、企画・運営を行いました。
ワークショップでは、両大学2名ずつの代表者が口頭発表を行い、福井大学の代表学生は研究発表を、本プログラムの代表学生は、研究発表とリーディングプログラムの活動について英語で発表しました。質疑応答も活発に行われ、その後のポスターセッションでも、会場が熱気に包まれました。
また、福井大学の学生の案内で、研究室訪問や、超臨界染色装置や電子線照射装置を見学し、内容の濃い一日となりました。両大学の学生共に自分と違った考え方や分野に触れる機会であり、興味津々の様子で質問や意見交換をし、最後にはお互いを励ましあう姿も見られました。
両大学の学生にとって、イベントを企画・運営することの素晴らしさ、難しさを感じた機会であると共に、大変良い刺激を受け充実した交流会となったようです。ワークショップの受け入れにご協力くださった福井大学の末信一朗教授をはじめとして、福井大学の教員・学生の方々に深く御礼申し上げます。

学生の報告書より---------【プログラム2年 石川 浩章】
1. 参加の目的
信州大学と福井大学の学生交流を学生が主体となって企画・実行することで、学生の主体性と積極的な行動を向上させることを目的として参加した。

2. 会議に参加した結果得られた課題
口頭発表の時間は質問時間の区切りが難しいこともあり、予定よりも時間が掛かってしまい、施設見学の時間が短くなってしまった。今回の交流に限らず、口頭発表では計画よりも延びてしまうので発表内容を時間内に分かりやすく説明することは課題である。ポスター発表でも発表時間の無駄を省くことで多くの学生に説明と回答ができるので同様のことが言える。交歓会は学生同士が自然に集まって会話するのは私にとって難しく感じたので積極性と相手の興味を引く様な会話ができるようにしたい。

3. 会議に参加した結果得られた成果
ポスター発表も研究全体を紹介することになると口頭発表と同様に時間がかかるが、見る人にとっても概要が一望できるため、どの部分に関して質問があるのかを指摘しやすかった印象を受け、ポスター発表の利点を見つけることができた。福井大学の学生には生物科学の分野に所属している生徒が多く、その発表内容が生物由来の物質をバッテリーに用いることを試みる研究や無機物質と有機物質のハイブリット材料と分子生物学の手法を組み合わせて、病原体の検出方法を作る研究等が紹介された。生物学とその他の分野を組み合わせて実際の社会に貢献する取り組みとしてどの様なものがあるのか知ることができた。

4. 成果を今後の研究にどのように活用するか
学外の方々と交流等の計画する際にどの様な事項を明らかにするのかを知ることができ、今後の同様に連絡や企画を行う時はよりスムーズに行えるようにしたい。学生発表では生物学で行われている手法を従来とは異なる用途で他分野の領域と組み合わせる発想を知ることができたが、今後の研究においても手法や原理などを深く理解することで同様に新しい発想や発見に繋げることが期待できる。

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