ITMA2015

活動報告

ブース対応を行うD1石川達也
ブース対応を行うD1石川達也
ブース対応を行うM2石川浩章
ブース対応を行うM2石川浩章

11月12日~19日イタリア・ミラノで開催されたITMA2015(国際繊維機械展示会)にプログラム履修生2名を派遣しました。ITMAは、10万人を超える来場者のある非常に規模の大きな展示会で、4年に一度開催されています。今回、本プログラムでブースを出展しました。派遣された学生2名は、展示期間前日の設営から最終日の撤収まで、教員らと共にブース対応や運営を行いました。日本から送った展示用の物品が設営日に届かないというハプニングに見舞われながらも、臨機応変に対応し、また、積極的に他のブースも周り、繊維機械のトレンドを肌で感じる経験となったようです。

学生の報告書より-----------------【D1 石川 達也】
1. 参加の目的
4年に一度の世界最大の繊維機械の展示会にて信大繊維のブースを出展し、大学で実施している教育プログラムや研究について世界的にプロモーションを行う。これにより、将来、留学協定校となりうる教育機関を発掘することを目的とする。私の役割としては、先生が前述の活動を行うためのサポートを行うことに加え、フランス留学経験を生かして協定校であるENSAIT、ENSISAの学生と交流を図り、フランス側から信大繊維への留学希望者を増やせればと考えている。同時に、他の大学・企業ブースの見学を通して繊維業界の今後のトレンドを学び私の今後の研究の指針とすること。

2. 会議に参加した結果得られた課題
ブース対応のサポートをする際、信大繊維で行われている研究など内部情報について知らないことが多いことを痛感した。信大繊維の中でもアンテナを広げて情報収集をし、各研究室で行われている研究のテーマだけでも最低限知っておきたい。また、ブースの展示方法を改善する必要があると感じた。他大学では、学生が作成した装置や製品を研究成果として展示しており、それが看板となりたくさんのビジターが訪れていた。今回の信大の展示はリーディングプログラムのプロモーションがメインであったが、看板として装置や製品があった方が良いと感じた。

3. 会議に参加した結果得られた成果
海外の大学が留学協定を結ぶために積極的に活動しているだけでなく、学生自身も博士号を取得する候補先となる大学のブースを訪問しており、海外では大学・学生ともにグローバルに活動していることを実感できた。また、海外の企業も大学のブースに来て国際共同研究について話をしたりと繊維業界全体がグローバルに動いていることを実感できた。また、他大学や企業のブース訪問を通して繊維業界の今後のトレンドも体感することができた。また、日本への留学に興味を持っているENSAITやENSISAの学生に留学制度や大学で行っている研究について説明し、信大への留学希望者のシーズを増やすことができた。

4. 成果を今後の研究にどのように活用するか
私の研究テーマである不織布、その関連企業が今回の展示会で感じた生の声を聞くことができ、どのような研究が求められているか把握できた。また、繊維業界でも企業、大学、学生がグローバルに活動をしており、将来、国境に関係なく共同研究が行わる予兆を感じた。今回感じた業界全体の方向性を土台として、現在の研究および私の将来をデザインしていきたい。

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