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イベント詳細[音楽部門]

音楽部門パンフレット音楽部門パンフレット2013年11月22日(金) 19:00~20:00(18:30開場)コンサートホール[終了]
マルチメディア音楽コンサート
「Anabiosis Passage ─ 蘇生路」
      入場無料 定員200名・先着順

「見える音」を聴いてみませんか?
世界各国でフィールド・レコーディングを行ってきた森永泰弘による新作発表。
インドネシアで録音してきた音、インドネシアで行った現地音楽家とのレコーディング・セッション、インドネシア音楽の再構築。本作は、環境音とエレクトロニクス、弦楽カルテット+ピアノに加え、インドネシアの歌い手エンダ・ララスを招いたコンサートです。
「消えゆく音の在処を、どうやってあなたは見つけるのでしょう?」

森永泰弘(フィールド・レコーディング/エレクトロニクス)
エンダ・ララス(ヴォイス)
石井麻依子(ピアノ)/斎木なつめ(第1バイオリン)
小林妙子(第2バイオリン)/武本秀美(ヴィオラ)/谷口宏樹(チェロ)
音源提供:マルツキ・モハメッド(ジョグジャ・ヒップホップ・ファンデーション)/スラマット・グンドノ

結果報告基礎演習講座の総集編としてのマルチメディアコンサート。
このたびは貴重で贅沢な才能の集結でもあるセッションでもあり、学生の方々をはじめ、関心の高い多くの聴講者の方々で会場が埋まりました。
森永泰弘さんの環境音とエレクトロニクス、インドネシアから招かれたエンダ・ララスさんの抑揚と遠近感のある歌声とインドネシア独特の情緒感、日本の弦楽カルテットとピアノ…。そのすべてが織りなすサウンドは、インドネシアと日本が融和した今まで耳にしたことがない演奏でもあり、斬新なコンサートとなりました。
普段の私たちにとっては常に消えゆく音の世界ですが、情景が吹き込まれることによって強く記憶にとどまります。
会場を暗くして、さらなる空間イメージを呼び起こす演出があり、誰もが今まで想像も体感もしたことがない情景感覚を味わうことができたのではないかと思います。
「素晴らしい音楽と演奏と歌」という切り口にとどまらず「素材としての音」の存在を意識し、音の使い方次第で視覚イメージや臨場感を無限に呼び起こす演出力があるということを明確に披露してくださいました。
最後には森永さん自身による制作過程などのていねいな解説が加わり、たいへん濃厚で有意義な時間となり、「ぜひまた聞きたい。いや、観たいです」と、感動の感想を残されていかれた方が印象的でした。

11月22日音楽部門報告   11月22日音楽部門報告   11月22日音楽部門報告   11月22日音楽部門報告



基礎演習講座・第1回 [終了]
2013年9月5日(木)19:00~21:00茅野市民館 会議室
講 師:森永泰弘


基礎演習講座・第2回 「サウンドデザインとは」 [終了]
2013年10月3日(木)18:00~20:00茅野市民館 コンサートホール
講 師:森永泰弘
参加費:無料
ご予約:
※一般の方のご参加をお待ちしております。(先着100名様)

結果報告基礎演習講座・第2回 「サウンドデザインとは」音楽部門・基礎演習を締めくくる第2回目の講座。森永泰弘さんと聴講者が気軽にディスカッションしながら、和やかな雰囲気でおこなわれました。
日本では一般にはまだ聞き馴染みの少ない「サウンドデザイン」。
目に見えない音がストーリーや映像や舞台などの情景さえも変革創造できるファクターであることを、森永泰弘さん独自の制作スタイルと観点でわかりやすく紹介してくださいました。
実際の仕事の現場としての「サウンドデザイン」の立ち位置や各国の認識に始まり、制作の組み立てから今後の展開、世界各地でのフィールドレコーディングの音源採取状況や機材選択、実際の音源と映像を組み合わせた実例などがふんだんに盛り込まれ、その具体的効果とサウンドデザインの無限の可能性網羅した充実のレクチャーとなりました。
さらに1歩踏み込んだ視点での11/22のコンサートに期待が高まります。

森永泰弘(もりなが・やすひろ)
森永泰弘サウンドデザイナー、サウンドアーキビスト、ミュージックコンクレート作曲家。
東京藝術大学大学院映像研究科博士課程を単位取得退学後、パリ第三大学の客員研究員として映画理論家/作曲家のミシェル・シオンに師事する。大学院在学中より世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭)でサウンドデザイナーとして関わった作品等が発表された他、ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア)、ポンピドゥー・センター(フランス)、スミソニアン・インスティチュート(アメリカ)、TEMPO REALE音響/音楽センター(イタリア)、ミラノ・サローネ国際家具見本市等のフェスティバルやインスティチュートで作品が発表されており、国内外のアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。園子温(映画監督)、勅使河原三郎(振付家)、北村明子(振付家)、田名網敬一(イラストレーター)、加藤直輝(映画監督)、ホー・ツーニェン(美術家)やクリス・チョン(映画監督)、タイキ・サキピスト(映像作家)など多岐に渡る。
また、世界各地でフィールドレコーディングを行いながら、外地で採取した環境音や音楽等の素材を使った作品を制作している。近年は東南アジアやイタリア南部でのフィールドワークを行っている。2009年に特定非営利活動法人CONCRETE(www.the-concrete.org)を設立し、音/音楽における国際シンポジウムのオーガナイズやレーベルの運営、プロデュースを行っている。
●▲→_003.pnghttp://www.yasuhiromorinaga.com/
 

 

Endah Laras(エンダ・ララス)
Endah LarasPhoto by Adriyanto SW歌手。
1976年インドネシア中央ジャワのソロに生まれる。
ワヤン・クリの影絵師である父親の影響もあり、幼少時から芸術世界に親しむ。1996年プロの歌手として活動をはじめ、レコーディング活動も積極的に行い、"KeroncongGemes" "LeloLedung" "AjaKanda Sapa-Sapa" "Gajah Lampung"などアルバムを発表している。その豊かで魅力的な歌声で、芸術領域の境界線を越えて活動し、その芸術性を洗練させている。
 
 

 

石井 麻依子(いしい・まいこ)
石井 麻依子東京音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業。1998年渡仏。ヴェルサイユ国立地方音楽院ピアノ科、室内楽科を1er Prix del'unanimitéで卒業。
同音楽院オーケストラと協演。パリ・エコールノルマル音楽院上級課程に進学し、在学中からパリ国立地方音楽院、パリ市立音楽院、
studio centre du Marais、モンパルナスダンスアカデミーなどでバレエピアニストとしての研鑽を積む。
2003年マリーズツェイラン国際ピアノコンクール(フランス)4位入賞。同年、日仏舞踊センター公演に出演。
2003年~2006年、cité université(Paris)、ゲランド夏期国際音楽アカデミーなどでソロ、室内楽で演奏会を行う。これまでに、
ピアノを鈴木敬子、故谷康子、大瀧郁彦、熊谷恵美子、小林出、デジレ エヌカウア、室内楽をジュルヴィエーブ マルティニー、各氏に師事。
2006年11月よりK-BALLET GROUPピアニストを務める。
 

 

斎木なつめ(さいき・なつめ)
斎木なつめ東京音楽大学卒業、同大学院修了。
これまでに室内楽やオーケストラのほか、ディープパープル、MR.BIG、五木ひろしなど、国内外のアーティストサポート、
「のだめカンタービレ」などの収録など多岐にわたって活動中。
 
 
 

 

小林妙子(こばやし・たえこ)
小林妙子東京音楽大学卒業後、ハンガリーリスト音楽院に入学。
現在、東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団在籍。
都内の音楽教室で講師を務め、ソロ、室内楽、オーケストラなどで演奏活動を行う。
 
 
 

 

武本秀美(たけもと・ひでみ)
武本秀美東京音楽大学卒業後、NYマネス音楽院修士課程修了。LCU文化財団音楽特待生奨学生に選ばれる。
オライオン弦楽四十奏室内楽コンクール、コンチェルトコンペティションともに第1位。
これまでにPMF、ヴィオラスペースなどに出演。
 
 
 

 

谷口宏樹(たにぐち・ひろき)
谷口宏樹神奈川県横浜市出身。
8歳よりチェロを始める。東京音楽大学を卒業。
現在は、室内楽、オーケストラプレイヤーとして東京を拠点に活躍するほか、テレビ収録、レコーディング、ライブサポート、イベント、
ファッションショーなど、さまざまな舞台への出演をはじめ、NHK「ゆうがたクインテット」にて演奏始動を務めるなど、幅広い活動を
展開している。
ホテルオークラ・バロンコンサート、ホテル談露館ディナーショーなど、これまで多数の演奏会に出演。栃木フィルハーモニー交響楽団と
コンチェルトを共演。JK Philharmony チェロ首席奏者。磯部周平室内合奏団チェロ奏者。