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米国連邦航空局(FAA)のDERCarl H. Lund氏と,Lawrence M. Timmons氏来学

航空機装備品

 9月20日から26日の間、米国連邦航空局(FAA)のDER(Designated Engineering Representative)であるCarl H. Lund氏と、Lawrence M. Timmons氏を信州大学飯田サテライトキャンパスにお招きしました。
 DERとは、新たに開発された航空機装備品が、航空機への搭載可否を判断する技術基準に適合していることを承認、または承認するよう推奨することをFAAから委任された人材です。

 現在、飯田サテライトキャンパスでは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究として、3年間の計画で航空機用GPS/INS複合航法システムの研究を進めています。そこでは、装備品メーカとも連携して実際のシステムを作り上げ、航空機搭載のための認証を取得することを目標にしています。今回はその研究開発計画を策定し、その妥当性について5日間議論を行いました。

 最終日には、長野(工学)キャンパスともTV会議システムでつなぎ、航空安全に関する講演をしていただきました。Timmons氏は航空機を中心とするシステム安全の確保について、Lund氏は航空機のEMI(電磁障害)や耐雷性についてお話し下さいました。英語での講演ですが、ゆっくりとお話いただき、世界の航空安全の動向について、理解を深めることができました。