基盤技術部門の概要

航空機装備品のモジュール化・システム化やロケットや衛星のシステム化を構築するには、電気電子機器、アクチュエーターやセンサ、画像・情報処理、組み込みソフト、通信工学など両者に共通する基盤技術があります。当部門では、各プロジェクトに関連する要素技術を保有する教員による、航空機システム部門、宇宙システム部門と連携した航空宇宙システム開発のサポートを行っています。

主な取り組み

航空機システム、宇宙システムに共通する基盤技術(材料・加工・部品・情報通信・機器・システムなど)の要素技術開発を推進し、他の部門と連携してプロジェクト研究を実施
・超スマート社会実現のカギを握る革新的半導体技術を基盤としたエネルギーイノベーションの創出
 〇100kHz~数MHz帯メタルコンポジット鉄心の開発
 〇磁性デバイスの巻線交流抵抗低減のための磁束経路制御技術の開発
・磁気異方性軟磁性材料を用いた高周波・電力変換用トランス、インダクタの研究開発
・環境ダイナミクスを活用したフレキシブルLPWA(Low Power Wide Area)の研究開発
・航空機用先進システム実用化プロジェクト/次世代電動推進システム研究開発/推進用電動機制御システム
 〇モータ巻線の軽量化と交流損失低減を目的とする新規アルミ平角線材の開発
 〇高効率と低ノイズ(航空機EMI規格)を両立するSiCインバータの開発
・次世代の5次元モバイルインフラ技術の研究開発
・航空機電動化に不可欠な電力変換パワーエレクトロニクス用冷却ブロワに用いる高速回転モータの低損失化
・超高周波電力電磁気工学との融合による超高周波3次元集積CMOSパワーエレクトロニクスの創成
・次世代・高降圧大電流DC-DCスイッチング電源の基盤技術開発
・高効率範囲拡大を実現する磁性コンポジット材を用いた可変界磁モータの開発
   

スタッフ

スタッフ写真                  
氏名 所属・職位
部門長
佐藤 敏郎
工学系教授
〔電力工学・磁気応用〕
副部門長
田久 修
工学系教授
〔通信・ネットワーク工学〕
水野 勉 工学系教授〔センサ・アクチュエータ・電力変換工学〕
ASANO DAVID KEN 工学系教授〔情報通信システム〕
笹森 文仁 工学系教授〔通信工学〕
曽根原 誠 工学系准教授〔高周波磁気デバイス/センサ〕
宮地 幸祐 工学系准教授〔集積回路設計〕
佐藤 光秀 工学系助教〔電気機器・エネルギー変換〕

※今後、競争的資金、受託・共同研究など新規のプロジェクトごとに、学内公募して協力教員の参画を得ます。