7月13日（火）の「知の森昼どきセミナー」は、山沢清人信州大学前学長を講師にお招きし、「入口・出口評価からみる信州大学」をテーマに開催しました。

各種の「大学ランキング」での評価は、学長時代にいつも注目していらっしゃったことだそうです。そういった評価を通して信州大学を分析し、どのように大学経営を行っていくのか考える、学長の仕事の一端を見せていただいたように思います。

「入口評価」は、大学への入口、つまり高校生（あるいは高校の進路指導の先生）からの評価、対して「出口評価」は信州大学から出て行く卒業生や研究についての評価です。それぞれの結果を分析すると、優秀な学生を集めるためにはどんな対策が効果的か、信州大学の強みは何かといったことがわかります。

また、出口評価から見て信州大学は研究評価の高い大学です。海外研究者との共同研究も多く、論文も多く読まれています。信州大学に所属していてもそのようなことを知らない場合は多く、ランキングという形で見えると、外部はもちろん内部での信州大学の評価が上がり、学生や教員のモチベーションも上がるのではないかと思いました。そういった面でも「ランキング」というものは使えるようです。

大学としてワンランクアップするためには、入口・出口評価はとても重要です。先生は「所詮ランキング」ともおっしゃっていましたが、結果だけでなく、項目や評価の方法の面からも分析を行い、大学運営に役立てているそうです。これは大学に限らず、私たちが何をするときにも、評価・分析を行い次につなげるというサイクルがよりよいものを実現するために必要であると思いました。

以下、開催のお知らせです。

図書館では次のとおり、「知の森昼どきセミナー」を開催します。

日時 ：　7月13日（水）　12：20～12：50
講師 ：　山沢 清人 名誉教授 （信州大学 前学長）
テーマ：　「入口・出口評価からみた信大」
場所 ：　中央図書館１階自由学習スペース

＊「知の森昼どきセミナー」は、授業とは一味違う先生の話が聞ける企画です。

・研究の内容や楽しさについて・先生の学生時代のこと
・学生に伝えたいメッセージ

などさまざまなテーマで、月１回昼休みの図書館でお届けします。
よく知っている先生の意外な一面や、普段なかなか接することがない他学部の先生の話を聞くチャンスですので、ぜひご参加ください。

＊全キャンパスでTV配信します！
（教育学部図書館、工学部図書館、農学部図書館、繊維学部図書館）

＊事前申込不要　＊昼食持込可（中央図書館、農学部図書館）

【お問い合わせ】
信州大学中央図書館カウンター（Tel:0263-37-2172）
TV配信については各図書館へお問い合わせください。