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斎藤由香さんの講演会「信州を愛した北杜夫」を開催しました。

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7月12日(日)、信州大学附属図書館に「北杜夫文庫」が創設されたことを記念し、北杜夫さんの長女である斎藤由香さんによる講演会が開催されました。

斎藤由香さんはサントリーの社員であるとともに、エッセイストとしても活躍されており、著書に『窓際OL トホホな朝ウフフの夜』『窓際OL親と上司は選べない』『窓際OL人事考課でガケッぷち』などのユーモアたっぷりのエッセイや、歌人・斎藤茂吉の妻であった祖母・輝子の生涯を描いた『猛女とよばれた淑女』があります。講演会では、祖父・斎藤茂吉、祖母・輝子、そして父・北杜夫の破天荒なエピソードを中心に、ユニークで才能あふれる人材を輩出した斎藤一家の物語が、ユーモアたっぷりに展開されました。
講演会には当初の定員を大幅に超える100名以上の参加者があり、躁病のときの北杜夫さんが浪曲をうなっている貴重な映像が紹介されると、聴衆が大きな笑いの渦につつまれるなど、北杜夫さんが未だに多くのファンに愛されていることを感じることができました。

なお、信州大学中央図書館では、今回寄贈された「北杜夫文庫」や、北さんと信州や旧制松本高等学校の関わりを紹介した展示を8月9日(日)まで行っていますので、ぜひ一度お越しください。

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