上高地開山祭

平成27年4月27日、上高地、河童橋たもとにおいて「第47回上高地開山祭(主催:アルプス観光協会)」が開催されました。毎年この日に山開きが執り行われます。山岳科学研究所は上高地・明神地区に「上高地ステーション」を設置していることから、上高地の安全、それにステーションにおける研究・教育活動の1年間の無事をともに祈念しています。本年は山沢清人学長が臨席し、併せて加藤教授、朝日助教、事務部の代表が同席しました。

10時50分、アルプホルンの演奏を合図に開山祭が始まりました。宮司による開山の祝詞、玉串奉典、鏡開きの神事のほか、獅子舞奉納がありました。当日は開山祭では10年ぶりともいわれる快晴の空のもと、残雪豊富な岳沢、奥穂高岳から前穂高岳の雄大な景色が望めました。

開山祭後は上高地ステーションを訪れ、実験室の増床が完了したステーションを学長が視察しました。またこの機に、学長、教授は、菅谷松本市長や上條上高地町会長ほか上高地地区の代表者と懇談し、ステーションの維持に協力を要請しました。一方、国民の祝日「山の日」制定にちなむ行事参加への要望も受け、山をめぐる協力関係を一層強化する機会となりました。

快晴の空のもとでの上高地開山祭

上高地ステーション増築改修視察