信州ブックレットシリーズ002
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30SPR工法ということで,日本あるいは海外の下水道というのが,かなり老朽化しておると。陥没事故も世界各地で起こっておると。そういう中で,従来ですと道路を開削して,古い管を取り除いて新しい管を設置するという工法なんですが,SPR工法は,既存の下水道管の内側に新しく帯び状の管を巻きまして,補強していくものです。そうしますと,古い管や土砂など廃棄物の発生をかなり抑えられるというふうな考え方でございます。これも結局CO2なりに換算することができまして,カーボンマイナスという意味での貢献につながっていくと考えております。 こちらは雨水の関係です。最近,ゲリラ豪雨とかいいまして,一時に雨が急激に降るということで,そういうものを念頭に置いて,最近,法律とかで義務づけられておりますけれども,雨水を貯留し,徐々に排水するというものです。溜めた雨水は再利用できまして,日本なんかでしたらあまり問題ないんですが,水の少ない地域でそういう活用ができるのではないかというふうに考えております。 生産やオフィスの

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