信州ブックレットシリーズ002
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信州ブックレット・シリーズの刊行に際して 信州大学イノベーション研究・支援センターでは,信州大学経営大学院,信州大学工学部との連携の下,地域中小企業のグリーン化を目標として,2008年度から「グリーンMOT教育プログラム」を推進しています。この教育プログラムでは,地域企業の経営者やエンジニアなどを対象とした大学院(修士課程)のコースを,2009年度から新たに経営大学院に開設したほか,地域関係者との連携を深めることを目指して「信州サステイナビリティ・フォーラム」や,「信州サステイナビリティ・ウィーク」などの活動と取り組んでいます。  とりわけ,「信州サステイナビリティ・フォーラム」においては,これまで,「信州企業の環境経営」(2008年度),「グリーン・ニューディールを考える」(2009年度),「環境調和型技術の現状・問題点・展望」(2009年度),「CSRの過去,現在,未来」(2010年度),「革新的な教育と研究による未来の環境エンジニアの育成」(2010年度)など,工学,経営学を中心とした諸テーマについて,毎年度,公開シンポジウムを開催して来ました。また,昨年秋には,グリーンMOT教育プログラムのこれまで三年間の取組みを総括し,今後の展望を考えるため,経営大学院が中心となり,信州大学主催の「東アジア(中国)の経済発展と環境配慮型社会の構築を目指して」と題する国際シンポジウムを開催しています。これらのシンポジウムには,内外,様々な分野の著名な専門家をゲストとしてお招きし,貴重なご講演を賜ることができました。 今般,これまで開催されたフォーラムでの,ゲストの方々のご講演の記録の一部を「信州ブックレット」と名付けた小冊子にとりまとめ,フォーラム・メンバーを始めとした地域の皆様に配布することといたしました。本シリーズが,ゲストの方々のご講演と,地域の皆様の取組みの“架け橋”となり,サステイナブルな地域の実現のための新たな連携の輪が広がることとなればと願っております。 末筆ながら,貴重な時間を割いて,本企画にご協力いただいた講演者の皆様には,改めて,紙上を借りて厚く御礼申し上げます。平成23年3月  信州大学イノベーション研究・支援センター長 本電子ブックの転載、複製、加工を禁じます。

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