信州ブックレットシリーズ002
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29企業における「CSRと生物多様性保全」の取組 例えば,今,太陽光発電搭載住宅というのが注目を浴びております。私どもの場合,これを出しましてから12年がたちまして,現在では,新築の戸建てのうち80%以上は太陽光搭載の住宅になっております。これは,光熱費ゼロハイムと言いまして,高断熱,高気密で,しかもヒートポンプ給湯器を設置する,3キロワット以上の太陽光発電を搭載という3本立てでやりますと,計算上,地域にもよりますけれども,光熱費がゼロ以下になるという仕掛けになっております。それを環境負荷の面でいきますと,それぞれの部分でCO2が削減されておりまして,この12年間でのトータルの,単年度の削減の累計ですが,約8万5,000棟余り販売してきた住宅でもって,グラフの右端ですけど,2009年度の単年度で見ると16万1,000トンのCO2削減の効果があるというふうに見ております。これは,先ほどの「カーボンマイナス」で言っているところの下げる効果なんですが,これが16万1,000トンということです。地球環境の負荷を低減するという具体的な事例です。 それで,これは,少し専門的になるんですが,下水道の更生管システム,

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