信州ブックレットシリーズ002
26/39

26 このあたりをもう少し詳しく説明させていただきますと,カーボンマイナスの部分なんですが。ものをつくるのには原材料調達から研究開発,生産,あるいはそういったできたものを輸送してお客様に届けるまでです。ここまでが事業活動というふうに位置づけております。少し前までは,生産の段階でいかにCO2を削減するかということがポイントでありました。京都議定書で示されているようなところで,企業も生産というところが主なんですけれども。 これを見ますと,原材料自体に含まれているCO2というのがかなり大きいものであるということがわかります。そういったものも含めて,この事業活動の部分のCO2排出を最小化し,極限まで下げていくと。製品のほうは,製品によるCO2削減効果というもの,これは私どものほうで算定いたしまして,それに基づいて削減効果を出していって,これをプラス・マイナス・ゼロ以下とするということなんです。図のように2008年度現在では,まだ大きくプラス側のほうだとわかるかと思います。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です