信州ブックレットシリーズ002
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23企業における「CSRと生物多様性保全」の取組術を活用したものとして,例えば上下水道用の塩ビパイプであるとかライフライン関連,それからあまり目に触れないんですが,自動車やIT関連部材など中間素材というふうなところとか,あるいはメディカルとか,そういったものが約半分を占めているという状況であります。 社名の由来は,孫子の兵法にございます「勝者の民を戦わしむるや,積水を千仞(じん)の谿(たに)に決するが如きは,形なり」というふうな一節から引いております。水という字が社名に入っておりますので,そういったところをキーワードにして,自然保護の取組もやっていこうよ,ということになっております。 それで,CSR経営と環境の話ですが,私ども,CSR部というものをつくりましたのが今から3年前の2007年からでございます。基本の考え方は,3つの“誠実さ”と3つの“際立ち”というふうにしております。これは社会からの信頼を得るために,この3つの“誠実さ”を確実に実行していくと。リスクのマネジメント,情報開示と対話,コンプライアンス,こういったものはきっちり最低限守るべきものということ,これがベースでございます。それでもって信頼を受けて,それから社会に貢献するという意味で3つの“際立ち”,我々の強み,特長を最大限にしていくという意味で“際立ち”としております。 

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