信州ブックレットシリーズ002
15/39

15企業における「CSRと生物多様性保全」の取組ことによって,大きな動物なんかでしたら越えられるのかもわからないんですが,小動物ですと,この道路が壁となりまして越えられないので生息圏が分断されてしまう。このような場合に,空中に簡易な渡り廊下みたいなものがつくられている。これは建設会社さんが研究者や自治体と協働で,いろいろ検討されてつくられたという事例です。右のほうはトイレなんですけれども,やはり開発途上国なんかでは,衛生の問題が非常に大きな問題となっています。これはエコサントイレということで,京都大学とNPOの協働で考えられたものです。でも現地でつくるということですから,あまり高度なものはダメなものですから,簡易で,しかも効果の上がる衛生トイレということで建設会社も協力してつくられたものです。企業もこういう様々な活動の中で,協働という形でここ数年来やってきております。それを今後どう発展させていくかということで,日本経団連生物多様性宣言として昨年春にまとめました。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です