信州ブックレットシリーズ002
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13企業における「CSRと生物多様性保全」の取組う例はたくさんあります。 企業とNGOの交流促進のための活動 それから企業の取組を活発にしていくというためには,やはり単独でできることには限りがあるというふうな考えが基本的にございまして,NGO,研究者あるいは行政等との連携ということを促進する必要があるだろうということで,さまざまな交流会とか,対話集会であるとか,ということを自然保護協議会で進めてきました。最近では,COP10に向けた会合なんかがかなり頻繁に行われておるというふうな状況であります。 そんな中で,その協働の事例の中で,日本国内で,企業はどんなことをやってきたかというのを少し紹介しますと,やはり一番多いのは植林活動なんですね。ここにある数字は若干古いんですが,国内で3,500ヘクタールぐらいです。海外も含めますとかなりの面積がこういう活動をされている状況です。 この写真は,三菱電機さんが,従業員の皆さんあるいはその家族と一緒に,富士山のふもとで植林されているものです。日本人の国民性もあるんでしょうけど,非常に植林活動が盛んであるなというふうな思いがしております。

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