信州ブックレットシリーズ6電子書籍版
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基調講演環境人材と俯瞰力安井 至東京大学名誉教授(環境人材育成コンソーシアム代表幹事)はじめに 皆さま、こんにちは。まず最初に自己紹介をします。私くしだけは自分で自己紹介すると自ら申し出ましたので・・・。 現在は経産省系の独立行政法人の理事長職をしています。自分としてはこんな人生を送るとは全然思っていませんでして、東大にずっといて、退官後どこかに行くのかな、なんて思っておりましたら、東大も58歳で辞めました。その後、国連大学の副学長なんていう職を4年間ほど務めまして、現在は、製品評価技術基盤機構、通称「NITE(ナイト)」と呼んでおりますが、その理事長職を6年もやって、あと40日で退職する、こういう状況でございます。 一方、いろいろとそれ以外の仕事、こっちが本業という説もないわけではないんですけれど(笑)、最近ですと、国の審議会の委員を山ほどやらされておりまして、最近の悩みというか、大きな課題はエネルギー問題ですね。本当に、結構大変です。 中でも、一番重たくて、心理的に抵抗があって、審議会の座長をやりながら、心臓がちくちくするのが原子力小委員会の委員長です。 同時に、もともと、やはり教育者でございますので、先ほどのご紹介にございましたが、EcoLeadという環境人材育成コンソーシアムの代表幹事もやらせていただいておりまして、4月以降は、たぶん、こちらを少し重点的にやっていくのかなと、そんなふうに考えている次第です。 信州大学のイノベーション研究・支援センターも、樋口先生とのおⅢ5

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