信州ブックレットシリーズ6電子書籍版
42/104

本は、戦後早々は、まだ石炭と水力でエネルギー自給ができていました。もっとも、第二次世界大戦そのものは石油も原因の一つですので、石油は全く自給できないのですが、石油を除くと、自給率が取れていた時代もあったわけです。 しかし1960年以降は、エネルギーの輸入は日本にとって避けられないものとなってしまいました。もしもフローの経済になって、それが自然エネルギーだけで成り立てば、原子力をどう考えるかは別としてですが、この国のあり方は、大きく変わります。そのぐらいのことを、しっかり考えなければならいと思っていますが、残念ながらそういう状況にはなっていません。 この国が、燃料を輸入しなくてもよくなったら、全く違う国になると思います。そういう国を造ってみたいと、私は強く思っています。46鉱物性燃料の輸入27.4兆円17.4兆円スライド4339

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です