信州ブックレットシリーズ6電子書籍版
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世界中で他にはないという状況になっています。我々はどうすべきか さて、我々は、今世紀末までの大局観を持つ必要があります(スライド23)。 大目標は、「持続可能性よりは定常状態の達成」であると考えています。 世界人口は、やや減る、微減と予測しています。 それから「持続可能性」という言葉、これは国際社会でも使っていて、環境省も平然と使うのですが、実は「持続可能性」って、ちゃんとした定義はないと私は思っています。定義だけで五十何種類あるとかいう話もありまのす。従って、何だかよく分からない。 しかも、人間社会がちょっと暴走してしまうと、持続可能性は一気になくなってしまいます。本当を言うと、物理的に、ちゃんと1人当たりの地球への負荷を、地球の回復力/人口にする必要があります。それを達成しなければいけない。要するに、われわれが地球の回復力以内で生活をしなければいけないということです。 そして人口ピークがいつ来るか、なんですが、実を言うと、過去の人口動態はどうなっていたかというと、人口は、食糧の量で決まっていたということです。要するに、食糧が取れなくなると、場合によると栄養失調状況になって、病気になって、疫病が流行って、かなり人口が減るのですが、そこで生き延びた人はラッキーなのですね。それ今世紀末までの大局観大目標は、持続可能性よりは定常状態の達成251.世界人口を微減状態に2.「一人あたりの地球への負荷=地球の回復力/人口」を達成スライド2327

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