信州ブックレットシリーズ6電子書籍版
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 ですから、日本は、とにかくもう、自分たちはあんまり減らさないけど、外国で減らす、人のために貢献する。こういう考え方は、まぁありだとは思います。 問題はこれを世界的に認めてくれるかどうかでして、これは政治力の問題になります。第五のエネルギー源はライフスタイル さて、第五のエネルギー源が、ライフスタイルです。つまりサービスの効率を下げると言うことです。サービスあたりのエネルギー消費量を下げるとか、エネルギー消費量当たりのCO2を下げるということではなく、「満足度」に着目して、サービス量を下げればいいということです。最近は私の主張が影響したのか、環境省もそういうことを言い出しています(スライド21)。 満足度を下げるということに関して、日本が世界をリードできるかなと思っていたら、最近、とんでもないことが分かりまして、米国のほうがこういう心理学的な研究をしっかりして、革新的なことをしていますね。しかも、ツールをいっぱい持っている。 例えばスマートメーターで家庭の電力消費量を把握することができます。カリフォルニアのPG&Eという会社は、電話回線で繋げるスマートメーターを全戸に設置しました。 日本は短期間にこういうことはできませんよね、こういうことはスピードが勝負なのです。日本では2020年まででもできないのではない第五のエネ源:ライフスタイルCO2排出の要素分解式23低炭素エネルギー源LowーC E. Resources省エネEnergy Saving満足サービスService Satisfactionスライド2125

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