信州ブックレットシリーズ6電子書籍版
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えないという、「捨てるとエコポイント」という仕組みにしなければ駄目だと考えています。 これって、日本人には相当、抵抗感があります。日本には「もったいない」という思想が強いのですが、実を言うと、もったいないというのは身の回り、目で見えるところまでしか感じないという特性があります。それで、古いエアコンを動かすと、どこでもって、どうなって、ああなって、こうなって、地球が暖まっているというところまで、なかなか想像できないのですね。 ですから、その辺まで含めて、やっぱり、ちゃんと考えなきゃいかんかな、ということです。 ちなみに、長野県というのは、冬のエアコンの普及率、要するに暖房としてエアコンを使っている普及率は、下から4番目ですね。北海道、青森、岩手、そして長野。こういうことをぜひ、ご記憶にとどめていただきたいと思います。日本の技術で、海外で省エネ では日本での省エネが難しいとすると、どうしたらいいか、これに対する一つの解が海外での省エネです。とにかく、海外で省エネをやることは、結構容易です。日本が強みを有する技術が省エネですから、それを世界に普及させると、なんと、今の技術だけでも、世界の目標値であります2050年に向けて、これを半分ぐらい減らすことができるというのですね(スライド20)。22日本の技術で海外で省エネ=国際貢献スライド2024

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