信州ブックレットシリーズ5電子書籍版
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に紹介しますと,ベイズ的な意思決定とは,主観確率を用いた意思決定のことです。追加的な情報を得ることで,主観確率(確信の程度)を更新できる点に特徴があります。一方,リアル・オプションの発想を取り入れた意思決定では,決定を段階的に行うという点に特徴があります。競合相手に先を越されるといったリスクが問題にならない限り,状況の不確実性が低下するのを待って意思決定が行えることはメリットと言えるでしょう。 最後に,本ブックレットにつながる関係者の方にお礼の言葉を。樋口一清教授(法政大学大学院政策創造研究科,信州大学名誉教授)は,筆者に,環境技術経営(グリーンMOT)のテーマに取り組む機会を与えてくださりました。柴田匡平教授(イノベーション研究・支援センター長,経営大学院長)は,今回の市民公開講座のブックレット化を勧めてくださりました。そして高相栄美さん(経営大学院助手)と小島和栄さん(イノベーション研究・支援センター事務補佐員)には,録音・編集の作業にご協力いただきました。心より感謝申し上げます。iv

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