協定書を交わして握手する青木悟下諏訪町長(左)と増木静江准教授(右)

信州大学大バイオメディカル研究所(所長: 齋藤直人)は下諏訪町と4月18日に、健康づくりに関する連携協定を結びました。増木静江准教授(バイオメディカル研究所先端疾患予防学部門)らのグループは、AMED事業として「インターバル速歩※1)の大規模普及に向けた携帯アプリ開発」を進めており、開発したアプリの実証実験に下諏訪町も協力します。

町では平成20年度から、能勢博特任教授ら(信州大学大学院)が考案した「インターバル速歩」の実技講座を実施しており、今回の連携協定により一層の地域の健康づくり推進を目指します。町役場での調印式には、青木悟町長と斉藤直人所長の代理で増木准教授が出席しました。青木町長は「実験は町民が健康づくりを意識する良いきっかけになる、多くの人に参加して欲しい」と述べました。増木准教授は、下諏訪町を含む県内外の自治体、企業、病院、大学の協力で計250人が参加する実験の概要について説明し、さらに「アプリ開発により、インターバル速歩の参加者を数万人規模に拡大したい」と意欲を述べました。


※1) インターバル速歩トレーニング
個人の最大体力の70%以上に相当する速歩と40%に相当するゆっくり歩きを3分間ずつ交互に繰り返す歩き方を1セットとし、一日5セット以上、週4日以上、繰り返すウォーキング方法で、5ヶ月間実施すると、筋力、持久力が最大20%向上、それに伴い、生活習慣病の症状が20%改善し、医療費が20%抑制されることが明らかになっている。

報道記事:
https://nano.shinmai.co.jp/news/newslist_detail/?id=5116