則松 潮音

テキトーであることの大切さ

短期留学

則松 潮音さん

人文学部 人文学科
留学種類:交換留学
留学期間:2015年9月~2016年6月 
留学先:イタリア ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学

留学先大学について

カ・フォスカリ大学はイタリア北部のヴェネツィアという特異な地にあり、イタリアの色んなところから学生が集まってきています。島中に30個くらいのキャンパスや図書館が点在しており、毎日迷路のような道を歩いたり、ヴァポレットと呼ばれる水上バスに乗ったりして、授業に行きます。まるで10ヶ月間テーマパークで暮らしているような感覚でした。カ・フォスカリ大学には留学生も多くきています。ヨーロッパからはもちろん、韓国・中国・日本といったアジアからも多くの学生が来ているのが印象的でした。留学に行く前も、行った後も不安なことだらけでしたが、International Officeの方や、バディ(チューター)がサポートしてくれたので、楽しく過ごすことができました。

学習面について

カ・フォスカリ大学では、基本的には、留学生向けに授業はパッキングされておらず、現地の学生に混ざって、それぞれの学部で授業を受けます。私は言語学部で授業を受けていました。ほとんどの授業はイタリア語で行われているので、英語で授業が開講されているものは大学院生向けのものが多く内容は少し難しくなります。論文を読んだり、教授の講義を聞いたり、レポートを書いたり、プレゼンをしたり、色んな経験ができるところが良かったです。カ・フォスカリ大学の授業に加え、イタリア語のクラスを受けることが可能です。

生活について

ヴェネツィアでの生活は毎日が驚きの連続でした。私は隣の島に住んでいたので、毎日水上バスで通学していましたが、アクアアルタや濃霧で自分の島から出られなくなることも多々あります。電車も1時間くらい遅れることが普通にあります。私の住んでいた島は、ほとんど電波が届かないことも多く、また日本に比べたらスリも多い地域です。この環境で1年過ごすために一番大切だったのは、いい意味で色んなことにテキトーであることでした。そうすることで、ヴェネツィアでの生活がより楽しめるようになりました。

留学で得たこと

語学力や学習面は、もちろん留学前に比べたら多かれ、少なかれ向上すると思いますが、留学で得られるものはそれを超えたところにあると思います。沢山の人に出会ったり、色んなものを見たり、もちろんうまくいかなかったりしたことも含めて、自分が巡り合った全ての経験から沢山学ぶことがありました。今まで、完璧にできないならやる必要はないなと、やりもせずに自分で限界を決めたり、自分の価値観を絶対的だと思ったりしているところが多くありましたが、それがどんなにもったいないことか、また「やらなくてよかった」なんてものは何もないのだと気づけました。ありもしないbestを目指すよりも、昨日より今日、そして今日より明日を少しでもbetterにしようとすることがどんなに大切かに気づけたのも留学でした。新しいものを知り、挑戦することを恐れないこと、いい意味でテキトーであること、まだまだうまくはできませんが、生きて行く上で今後も大切にしたいと思う姿勢です。

後輩へのアドバイス

私が初めて留学したいと思ったのは中学生の時です。しかし、大学入学直後から留学は視野には入れていたものの、どうしてもうまくやれる自信がなくて、結局、迷いに迷って3年生後期からの留学でした。その間、沢山の人に応援してもらい、迷惑もいっぱいかけました。私から後輩の皆さんにアドバイスできることは、もし少しでも留学に興味があれば留学しちゃってください!ということだけです。どんなに不安でも、留学してしまえばどうにかなると思います。私は、留学に関しては、迷ったり、失敗したりしたことも全部含めていい経験だったと思っています。一つの夢だったので、それを叶えられたことを嬉しくも思っています。うまくやらなきゃ…とは思わず、沢山の新しいものに出会いに行こう!と思うと、どんどんワクワクしてくると思います。きっと楽しいことが沢山待っていますよ!