繊維学部_研究紹介2020
57/66

農場実験研究棟附属農場は、繊維原料・素材等に関する学術理論を技術化するとともに、フィールドサイエンスに関わる研究教育を通じて、豊かな人間性を有し、探究心旺盛で創造的な人材育成を行い、あわせて地域の振興に寄与することを目的としています。繊維関連動植物の栽培、育成及び保存に関すること、フィールドサイエンスに係る学生の教育、実習及び研究指導に関することに特に力点を置いて活動しています。(出典:農場HPより)フィールド科学実習では、ワタの栽培、羊の剪毛、養蚕実習、天蚕の収繭や採卵を学び、天然繊維素材についての知識と経験を深めます。また、桑の実収穫、サツマイモ植え付けや掘り取り、ジャガイモ収穫やソバの播種の農業体験を通して地域との連携を進めています。天蚕や家蚕の飼育や棉花栽培等の技術指導を行い地域産業への貢献を行うとともに、野蚕や桑の品種の保存・管理を行い、国のバイオリソース事業に参加しバイオ研究を支援しています。構内農場の農場実験研究棟桜の花が正面玄関をつつみこんでいます。ワタ栽培で弾けたコットンボール(左)と収穫した蚕の繭(右)研究から広がる未来お問い合わせ繊維学部附属農場には500ほどの桑品種があります。養蚕だけでなく、桑の実ジャム、桑の葉茶、その他の健康食品に利用しています。構内農場:長野県上田市常田3-15-1TEL0268-21-5555大室農場:長野県東御市和6788TEL・FAX0268-62-0090天然繊維素材の育成を通してフィールドサイエンスの教育研究を展開附属農場機械加工教育繊維教育繊維原料から糸をつくるための各種紡績機械、糸から布をつくるための織機や編機など様々な繊維関連装置があり、学生や院生が繊維加工技術の実験・実習を行うとともに、新しい材料開発に関する実験・研究を行っています。他、糸や布の物性評価を行うための各種試験機が設置されています。機械工作実習室と計測室において、機械・ロボット学科での機械加工についての実験実習を行います。使用者講習を受けた学生自身が実験装置などの加工、製作、計測などを実際に行い、「ものづくり」を体験する場でもあります。また、技術職員が学部内から依頼を受けて、実験装置などの加工、製作を行なうことにも利用されています。繊維機械類工作機械類繊維と機械の加工技術を用いて実際にモノづくりを学ぶ繊維教育実験実習棟56

元のページ  ../index.html#57

このブックを見る