信州大学海外留学ガイド2019
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18信州大学 グローバル化推進センター(GEC)留学した国と派遣先:①ベトナム/FPT大学②マレーシア/UPM(マレーシアプトラ大学)、東洋エンジニアリング③タイ/ナレースワン大学、NECTEC留学期間:①2015年3月 ②2016年8月〜9月 ③2016年9月〜2017年3月留学の種類:①語学研修 ②研究留学、インターンシップ ③研究留学現在の職務内容と留学先で学んだこと。 現在、自動車部品の開発業務を行っており、実車評価、解析、特許関連、ベンチマーク等を行っています。海外から出向で来ている技術者や外国人の同僚と一緒に業務を進めていく上で、日本人とは異なる習慣や考え方を持つ事を海外の研究室で得た経験からスムーズに業務を進めていくことができています。また、海外の他社特許を侵さないように数百件の特許を見ていく上で、多くの論文を読んできて得た忍耐力と読解力の面が非常に役に立っています。さらに、車両のベンチマーク結果を海外支社と電話会議で共有したりと様々なシーンで語学が必要となり、今後は駐在員として現地での開発業務を行いたいと考えています。留学を考えている信大生へメッセージをお願いします。 留学中は決して楽しいことだけではなく辛いこともたくさんありました。研究が計画通り進まず悔しくて一人で泣いたこともあります。しかし、頑張っていると周りが助けてくれていつの間にか壁を乗り越えていました。留学前はやりたいことが決まらない消極的な学生でしたが、帰国後は多くの選択肢が広がっており、現在は自分の希望通りの仕事で毎日多くの経験を積んでいます。留学して後悔することは何一つありません。勇気を出して一歩踏み出してください。何かが変わります...がそれは行ってみてからのお楽しみです!!真ま嶋じま 康こう太たさん信州大学での所属勤務先①工学部電気電子工学科②総合理工学研究科[工学専攻]株式会社デンソー会あい津づ 茜あかねさん留学した国と派遣先:韓国/韓国カトリック大学校留学期間:2012年3月~12月留学の種類:大学間交換留学現在の職務内容と留学先で学んだこと。 現在は、信州大学教育学部の学務係で事務職員として働いており、入試に関する業務を担当しています。現在の業務で韓国語を用いることはないので語学面で留学経験が直接役立っているとは言えません。しかし、以前工学部の学務係で留学の派遣業務を担当していた際に自分の経験を踏まえて注意点などを伝えることができたので、留学経験を直接活かすことができました。また、慣れない土地での留学生活を通して、初めての業務でも挑戦してみようというチャレンジ精神や、問題を乗り越えようとする精神力が鍛えられました。こうした内面的な部分で、どの業務を担当することになっても留学経験が大きく活きていると感じています。留学を考えている信大生へメッセージをお願いします。 言葉も文化も異なり、当たり前だったことが当たり前でなくなる海外での生活は、思っているよりも精神的に負担がかかります。それでも、生活の中で感じる様々な違いを通して、海外の文化などに直接触れることができるだけではなく、自分の性格や自分はどのように生きたいのかなど、自分自身を見つめ直すこともできる貴重な機会だったと思います。時間やお金、友人関係などを考えると、悩んでしまうかもしれませんが、私は留学したことにより自分自身の可能性を広げ、成長することができたと思います。もし少しでも興味を持っているのであれば、ぜひ経験してみてください。信州大学での所属勤務先人文学部文化コミュニケーション学科信州大学 教育学部 学務係 2021年度春入社対象の学生までは、前年の3月から採用広報活動が始まり、6月から選考(面接)開始となります。しかし、2022年度春入社以降の対象学生については、今後の情報に注意が必要です。その理由は、日本経済団体連合会(略称:経団連)が2021年度春入社以降対象の学生に対し「採用選考に関する指針」を策定しないと決定したことが影響しています。結果的には、経団連の決定に対して政府が「2021年度春入社対象の学生の現行日程維持」を決め、「2022年度春入社以降の対象学生については、2019年以降に改めて決める。」としました。今後、企業の採用情報は、自ら積極的に収集を行ってください。 海外留学の経験があるということだけで就職活動で高く評価されることはありませんが、「留学経験を就職活動に活かす」ことはできます。その為にもまずは目標を持って留学をしましょう。海外での貴重な時間を楽しむことももちろん大切ですが、留学生活の中で学んだこと、考えたこと、この経験をどう活かしていくかを意識することは、帰国後の就職活動のプラス要素になるはずです。 外国語ができることは高いスキルの1つですが、外国語が出来る人=グローバル人材というわけではありません。社会が求めるグローバル人材とは社会人基礎力に加えて、「異質なものを受容し、相互理解する力」「異文化・多文化環境でのコミュニケーション能力」のある人材と考えられています。留学はこれらを培う貴重な機会です。留学先では積極的に多くの人と関わり、このような力を高めてください。 キャリア教育・サポートセンターや各キャンパスの学務係・就職支援室では個別に就職活動についての相談を受け付けています。疑問に思うことや不安なことがあれば気軽にご利用ください。◦キャリア教育・サポートセンター (松本キャンパス全学教育機構南校舎1階)※経団連に所属していない企業や外資系企業は、現在でも独自のスケジュールで選考を行っています。海外留学は就活に有利!?社会で求められるグローバル人材とは大学の窓口を利用しましょう就職活動のスケジュール留学と就職活動留学を経験した卒業生の声

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