信州大学海外留学ガイド2019
18/24

海外での安全対策単位の取得17信州大学 グローバル化推進センター(GEC) 共通教育科目「国際教養A/B」は、海外の大学等での授業履修、演習などにより得られた多様な成果を適正かつ積極的に評価し、本学の単位として付与するための科目です。留学等により単位を取得しても信州大学で設置されている科目と単位互換ができない場合は一定の条件を満たすことにより、「国際教養A/B」の単位取得が可能です。※学部生が対象となります。※休学を伴う留学は対象外となります。単位の取得方法 海外活動の終了学期または次学期に申請書、成績証明書などの必要書類を揃えて、「国際教養」副担当教員に提出し事前確認を受けた後、共通教育窓口に提出します。※詳細はシラバスやeALPSで確認してください。 このほかにも学部によって、海外での活動(ボランティアやインターンシップ)を単位として認める科目が設けられていることがあります。詳しい条件や申請方法は所属学部にて確認してください。海外の大学で単位を取得する学部の専門科目の単位として認定単位取得信大が実施する単位取得(認定)を伴うプログラムに参加する学部の専門科目の単位として認定できない共通教育科目「国際教養A/B」に申請し単位として認定単位取得を伴わないプログラムに参加する国際教養A/B(各2単位) 海外での滞在を有意義なものにするために、渡航にはさまざまなリスクが伴うことを忘れてはいけません。安全に過ごすための「情報収集」を十分に行い、現地では「海外にいる」という危機意識を持つことが大切です。また、万が一、事件・事故に巻き込まれた場合に備えて、海外旅行保険の加入や緊急連絡先の把握など、自ら対応できるよう、準備をしておきましょう。外務省発行の「海外安全虎の巻」は必読です。 信州大学では、万が一、学生が海外留学中に事件・事故に巻き込まれた場合に備えて、学内の関連部門と連携した危機管理体制を構築しています。自分の身は自分で守る。海外での安全対策の基本です。各種届出●大学への届出・異動届(留学届・休学届)・海外渡航届 ※海外で大きな事件・事故があった際、大学が学生の安否を確認できるよう、留学に限らず海外に渡航する際には必ず海外渡航届を提出してください。提出先:各所属学部・研究科の学務担当窓口(教育、工学、農学、繊維学部の1年生は松本キャンパスの学生総合支援センターへ提出)●外務省への渡航登録現地情報の収集●外務省海外安全ホームページ ここでは国別の危険情報、感染症、安全対策、在外公館リストや在留邦人向けの安全の手引きなども掲載されています。このページを確認し、危険レベル2以上の地域への渡航は止めてください。海外旅行(留学)保険への加入 海外での医療費や移送費は非常に高額です。簡易な海外旅行保険では補償が十分でないことが多いため、保険の適用範囲、限度額、受けられるサービスなどを十分検討のうえ加入しましょう。大学包括契約で割引率の高い保険(学研災付帯海外留学保険)も用意されています。 2017年6月には、特定非営利活動法人「海外留学生安全対策協議会」(JCSOS)の協力の下、グローバル化推進センターが企画した学生の海外研修中に事故が発生したという想定で、危機管理対応シミュレーションを行いました。学長や担当理事も立ち会い、実際に事故が起きた場合にはどのような対応が必要になるか、実際の対応を模擬体験しました。シミュレーションの反省点なども踏まえ、危機管理対応マニュアルの見直しや安全管理体制の充実・強化を図り、学生の海外派遣をより安全に実施できるよう努めています。出発前の情報収集と準備海外留学危機管理体制海外での活動を信州大学の単位として取得する・3ヵ月以上の海外滞在:在留届 3ヵ月以上海外に滞在する方を対象とし、旅行業法により提出を義務付けられています。提出することにより、たびレジと同様のサポートが受けられます。・3ヵ月未満の渡航:たびレジ 渡航先の安全に関する最新情報が登録されたメールアドレスに届きます。また、海外でテロや自然災害などが発生した場合には、必要な支援がスムーズに受けられます。(外務省海外安全ホームページはこちら)https://www.anzen.mofa.go.jp/(たびレジ・在留届けへの登録はこちら)https://www.ezairyu.mofa.go.jp/危機管理対応シミュレーションの様子

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る