繊維学部案内
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TEAM 「 人に優しいファッション 」発表タイトル私たちのチームが取り組んだテーマはファッション工学。ビジネスの視点、グローバルの視点、いろいろな観点からブレインストーミングを行う中で私たちが提案したいと考えたのは環境問題。ファッションに環境問題への解決策を技術で織り込みたいと考えました。タイトルは『人に優しいファッション』です。PM2.5などが話題になっていますが、そのような大気微粒子を低減するファッションを考えました。触媒や活性炭などの技術を活用し、有害物質が付着するとともに、付着した部分の色が変わる服を提案します。もちろん、ファッションとして着心地の良さやデザイン等も工夫していきます。色が変わるおしゃれさとともに、色が変わった部分には有害物質が付着していることが分かるため、家等に入る時には、その部分を払い落とすことで、有害物質を家の中に持ち込まずに済むことができます。さらに、繊維表面につけた人工酵素で有害物質を無害化してしまえると理想的です。また、花粉症で苦しんでいる方もたくさんいると思いますが、そのような方にも有益だと考えています。私たちが提案する「PMパーカー」、ネーミングはまだまだ考えなければいけないですが、環境を気にしている方、子どもやお母さん、アレルギー体質の方などを、大気微粒子、有害物質から守る製品として、広く役に立つのではないかと考えています。ファッションを単にファッションとして捉えるのではなく、そこに技術を足すことで全く違う価値を付加していきたい、それが私たちの想いです。TEAM B 参加学生の感想目黒 水海繊維・感性工学系感性工学課程 4年全く違う視点がぶつかることで起こる化学反応によっていろんな再発見があると感じました。繊維学部だからこそのこういう機会を大切にしていきたいです。大塚 ゆりな大学院修士課程機械・ロボット学専攻 2年他学科の人は素材や環境についてとても詳しく、驚きました。自分では考えつかないことも、様々な視点を融合することで解決策を生み出していけると感じました。中野 琢也機械・ロボット学系バイオエンジニアリング課程 4年同じ学科の人と話す機会が多い中、あまり普段関わりのない他学科の人と一つのことを考えるのはとても新鮮で新しい発見がたくさんありました。滝本 大裕大学院博士課程総合工学系研究科物質創成科学専攻 2年どうしても専門の枠組みの中で考えてしまう自分が普段、考えたこともないことを発見できるこのような横断的な展開はとても面白い時間でした。合澤 嘉人大学院修士課程化学・材料専攻応用化学コース 2年自分の未熟さを痛感。まだまだ知らないことがたくさんあることを感じました。あまり関心がなかったファッションに興味が涌き、楽しく取り組めました。山田 貢太郎大学院修士課程応用生物科学専攻 1年今後の技術の発達には、今回のような様々な分野の人たちが意見を交わし合い、全く新しいアイデアを形にしていくことが重要なことだと実感しました。Theme 2: ファッション工学※所属、学年は平成27年度現在です。23

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