繊維学部案内
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刺激と発見の横断型展開。学科横断WORKSHOPTEAM 「 3分でゴミは生まれ変わる 」発表タイトル国際問題というテーマで議論する中で出てきたのは、環境、人口増加、食糧…、現在の世界における様々な問題でした。そのような問題の中から、自分たちの興味を話し合い、今回、取り上げたいと考えたのは『ゴミ』の問題です。自分たちが学んでいることを活かしながら、全く新しい観点からの解決策を生み出せないかと、議論に議論を重ねました。その中で出てきたことは世の中においてリサイクルは重要と言われていますが、なかなか実感が持てないこと。自分の目で見て、体感する装置をつくることができれば、ゴミはゴミではなく資源だという意識を少しずつ広げることができると考えたのです。専門が異なる様々な学生が今回集まっており、それぞれが持つ知識をぶつけあって生み出した私たちの提案は『3分でゴミは生まれ変わる』。ペットボトルを光触媒などの技術を使い、分解、さらに、3Dプリンターと組み合わせることで、実際の服などの製品となる仕組みです。自分が投入したペットボトルが服になるという体験をさせることで、子どもたちの意識を変える、そのことができれば、次の世界はもっともっと素敵なものになると信じています。技術的にも決して夢物語ではないと思っています。『3分でゴミは変わる』仕組みを通して、次の社会、そして、発展途上国でもゴミに対する意識を徐々に変え、次の世界につなげていく、そんなことを私たちは考えました。佐々木 瑞樹大学院修士課程応用生物科学専攻 1年「好きな生物という学問を母体に広い知見を得たい」と考え、入学した繊維学部。様々な分野の方がいる繊維学部だからこそのワークショップだったと思います。TEAM A 参加学生の感想佐藤 蘭繊維・感性工学系先進繊維工学課程 4年異なる分野の研究のお話を聞くことは、本当に面白い体験。「国際問題」というテーマの中、意見を結集し、成果を出すことの面白さを体験しました。田島 和弥大学院修士課程繊維・感性工学専攻先進繊維工学コース 2年これからの時代においてはいろんな分野を組み合わせて解決策を考えていくことが重要。横断型の学びがあるこの環境をこれからも活かしていきたいです。仲村 祥貴大学院修士課程化学・材料専攻材料化学工学コース 1年異なる分野の人たちとチームを組んで議論することは自分にとって初めてでしたが、異なる専門を持つ人たちの発想を聞くことは楽しい経験でした。佐塚 友茄化学・材料系応用化学課程 4年今後の自分の研究においても、広い視野を持ち、様々な分野と関連づけて考えれば、さらに良い研究ができるのではと考えさせられました。伊藤 夏希大学院修士課程応用生物科学専攻 1年異なる分野の人たちとのディスカッションでは意見が違うため、まとめるのが大変でしたが、様々な考え方と出会うことはこれからの自分に大きく役立つと感じました。古澤 里奈機械・ロボット学系バイオエンジニアリング課程 4年今日のメンバーとはこのワークショップが初対面。最初は緊張しましたが、みんな意見を出し合うことで、充実した時間を過ごせたと思います。Theme 1: 国際問題※所属、学年は平成27年度現在です。22

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