繊維学部案内
15/44

私が取り組んでいる「心地」を数値化する研究は、非常に新しい工学分野であり、新しい研究成果が生まれています。触知覚(着心地、座り心地、歩き心地)、視覚(着用しわ、光沢)、嗅覚(香りの効果)で評価される「心地」の基礎研究を基に、企業との共同研究を行うことによって、着心地の良いスーツ、ワイシャツ、スポーツウェア、座りやすい自動車シート、香りつき洗剤や柔軟剤、歩きやすい床材などの開発を行い、現在では市販されています。このような研究や開発を通して、繊維素材、糸、布から「心地よい」繊維製品を設計する「人間快適工学」の確立を目指しています。数値化した心地をもとに企業と共同で開発され、製品化されたスーツ人の「心地」から新製品開発を。西松 豊典 教授先進繊維・感性工学科 先進繊維工学コース着心地を計測する実験Create theproducts fora human being.15

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る