H30入学者選抜要項
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― ― 40 (7)工学部 信州大学工学部は,豊かな教養と工学の幅広い専門知識を持ち,科学技術と環境保全との調和に深く関心を持って,社会の様々な課題を発見・解決できる工学系高度専門職業人の養成を目標にしています。そのため本学部では次のような素養を備えた学生を求めています。 1.大学入学前の高等学校の課程等を能動的に幅広く学び,国語,地理歴史,公民,数学,理科,外国語で学習したことを身につけている 2.工学の基礎となる高等学校等で学ぶ数学,物理学,化学,生物学,語学などに優れている 3.科学や技術に関わるさまざまな現象に興味があり,それらの原理や応用について関心を持つとともに論理的思考力・判断力・表現力等の素養を持ち,これらについて学びたいと考えている 4.実験や実習,講義,さらには研究に積極的に参加して行動できる 5.向上心があり,自ら考え行動することができる 6.工学に関わる技術者,研究者として社会をリードするとともに,その技術と知識をもって社会に貢献する明確な目的意識を持っている 7.自らの目標を定め,積極的に学ぼうと努力する 上記1〜7の素養を持つ学生を幅広く選抜するために,信州大学工学部では以下の入学試験を実施します。 【一般入試(前期日程)】 前期日程では,1に対しては大学入試センター試験で,国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語を課すとともに,個別学力検査では2と3を重視して,志望する学科に関連する教科の思考力・判断力・表現力を重視した学力試験を課します。 【一般入試(後期日程)】 後期日程では,1に対しては大学入試センター試験で,国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語を課すとともに,個別学力検査では,2と3を重視し学力試験を課す学科と,「面接」で 4〜7 に対応した評価を行う学科があります。 【推薦入試Ⅰ(大学入試センター試験を課さない入試)】 推薦入試Ⅰでは,「面接(口述試問)」で工学部教員との各学科に関連する様々な課題の質疑応答を通じて,1〜7に対応した能力等を判定します。さらに,出願書類の内容を加味して総合的に評価します。 【帰国子女入試】 日本国籍を有する方,日本国の永住許可を得ている方,その他これに準ずる方であって,外国の正規の教育制度に基づく教育機関において,日本の高等学校に相当する学校に最終学年を含めて2学年以上継続して在学し,卒業 (修了) した方又は卒業見込みの方等を対象に帰国子女入試を実施しています。帰国子女入試では「基礎学力テストを含む面接」において,工学部教員との質疑応答を通して1から7に対応した能力等を判定します。さらに,出願書類の内容を加味して総合的に評価します。 【私費外国人留学生入試】 外国人留学生であって,私費により本学部への入学を希望する方には,私費外国人留学生入試を行います。私費外国人留学生入試では,日本語での教育を受けられる日本語能力と,1に相当する素養を身につけているかどうかを判断するために日本留学試験を課すとともに TOEFL あるいは TOEICの成績の提出を義務付けています。「基礎学力テストを含む面接」では2〜7を中心にして,工学部で専門分野を学ぶために必要な資質を評価します。さらに,出願書類の内容を加味して総合的に評価します。 【社会人入試】 信州大学工学部では,5年以上の社会人経験を有し,一定の条件を満たす方を対象に社会人入試を実施します。社会人入試では「基礎学力テストを含む面接」において,工学部教員との質疑応答を通して1〜7に対応した能力等を判定します。さらに,出願書類の内容を加味して総合的に評価します。 【第3年次編入学入試】(略) 《大学入学までに履修すべき教科・科目等》 各高等学校等が定める教育課程表に従い,すべての教科・科目について,大学入学後の勉学に支障をきたさない程度に履修していることが望まれます。特に,工学部での授業内容を理解するために不可欠な教科である数学,理科,英語に関しては,下記の科目の内容を理解し,身につけておくことが望まれます。

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