第4回 信州大学見本市 知の森総合展2017 出展シーズ抄録集
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分⼦・細胞の世界から⾷と健康⻑寿の未来を切り拓くマウス、キイロショウジョウバエなどの生体モデルが、乳腺発達機構や神経変性のメカニズムを探索するために役立てられている。普段私たちが口にしている「食」の付加価値を高める研究を行っています。アルツハイマー病など難病疾患に対しては、医学的治療だけでなく予防的アプローチも重要であると考えられます。神経変性疾患モデルを使った研究では、食資源の持つ疾患予防機能を見出すことが期待されます。また、乳や食肉の安定的供給には、生体内現象やストレスの解明が新たな飼料技術・飼養方法の提案に不可欠です。このように産業の入り口に立ち、今まで不可能だったことを解決する糸口が探索されています。出展者バイオメディカル研究所代謝ゲノミクス部門動物生理学研究室電話:0265-77-1443E-mail: yonekura@shinshu-u.ac.jp米倉真一骨格筋、脂肪、乳腺の培養細胞で得られる形質は、生体内で起きる現象を反映している。図右は骨格筋分化過程にある細胞。ライフサイエンス5ライフサイエンス7777

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