第4回 信州大学見本市 知の森総合展2017 出展シーズ抄録集
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代謝と生殖を繋ぐ分子メカニズムの解明腸肝組織の代謝主要因子FXRが、卵巣にも存在し機能していることを発見した。核内受容体FXR(farnesoidX receptor)は肝臓で発見され、主にコレステロール・胆汁酸代謝などの主要制御因子である。近年、このFXRが卵巣においても存在する可能性が報告された。そこで我々は、卵巣におけるFXRの局在と機能を解析しており、これまでにホルモン合成に関与することを見出してきた。本研究は、食から始まる代謝シグナルの異常と生殖現象の関連を解明し、ヒトの卵巣機能障害や不妊治療に貢献するものである。出展者信州大学農学部応用生殖科学研究室代謝主要因子FXRの卵巣における機能解析信州大学農学部応用生殖科学研究室、信州大学バイオメディカル研究所TEL: 0265-77-1404, E-mail: tomioka@shinshu-u.ac.jpFXRの局在解析:FXRは主に卵胞内と黄体に局在していた。ライフサイエンス2ライフサイエンス7474

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