第4回 信州大学見本市 知の森総合展2017 出展シーズ抄録集
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食品成分の摂取による腸内菌叢の変動とプロファイリング研究の概要腸内フローラの変化が健康維持・増進に関わる重要なファクターとして考えられており、食品の生体調節機能の新たなターゲットとして腸内細菌への作用に注目が集まっています。そこで私たちは、健康維持・増進に寄与する食品を見出すことを目的に、食品摂取による腸内フローラの変動が、宿主の生体調節機能に及ぼす影響を調べ、そのメカニズムを解明する研究を行っています。荻田佑先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所代謝ゲノミクス部門Mail : ogitat@shinshu-u.ac.jp荻田佑(オギタタスク)実験動物(マウス)食品・食品素材の摂取腸炎や肥満を誘導して、腸内環境を悪化させ、食品・食品素材摂取による腸内環境の改善が期待できるかを調べる。腸内フローラ・代謝産物の解析健康を守る腸内細菌を見出す。本研究の利用展開日本人の体質にあった腸内環境を良好に保つ食品・食品素材の提案食品摂取で疾病予防を実現し、健康寿命の延伸に寄与できる。抗炎症効果が期待される腸内細菌環境・食品・農業6環境・食品・農業5353

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