2017環境報告書
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48(3)ごみの分別および資源化への活動  教室内で、燃えるごみとプラスティックごみを分別して収集し、清掃時に、生徒会の整美委員と環境委員がそれらを管理しています。(4)総合的な学習の時間における活動  1年生が総合的な学習の時間におけるヒューマン・ウィーク期間中(7月)に、環境問題に関する今日的な課題を自分の問題として受け止め、問題に対する自分のあり方を見いだすことを目的に、環境にかかわる学校内外での調査・研究を行い、発表しています。平成28年度は、「水路の汚れと水質調査」、「川の生き物の生態調査」、「私たちの吸っている空気の実態を探る」など6つの講座に分かれてワークショップを行いました(写真3)。調査結果を、参観日に保護者を対象に発表したり、学習発表会で地域の方に紹介したりしました。(5)地域の環境美化に対する活動  毎年6月に地元企業(富士通(株))と合同で地域の環境美化活動を行っています。この活動は地域の美化活動を通して近隣地域の一員であるという自覚を高めることを目的に、生徒会が企画し、これまで10年間以上継続して実施しています(写真4)。(1)校内外の環境美化① 中学部の生活単元学習「作って飾ろう! 中学部の花」の実践  中学部では毎日の係活動として、パンジーやマリーゴールドなどの花の栽培活動に取り組んでいます。自分たちが種から育てた花を、校内の花壇に植えるだけでなく、たくさんの方に見てもらえるように校内や地域に飾りたいと考えた生徒たちは、花を飾る棚を作ったり鉢に色を付けたりして準備を進めました。完成した手作りの棚や鉢を使って校内や近くの駅の中に花を飾り、学校内外の方にきれいな花を楽しんでいただきました。② 地域の公園の花壇作りと管理  毎年中学部では、地域の公園の花壇作りを行い、水やりや除草など定期的に手入れをしています。③ 畑で野菜作り  全校児童生徒が学級や部の畑で野菜作りに取り組んでいます。学級ごとに好きな野菜を植え、毎日の水やりや草取りなどの畑の管理を友達と協力して行い、収穫した農作物は調理活動に使ったり販売したりしました。また、平成28年度からは、父親を主体とした「おやじの会」が校内の空き地を利用して畑作り(おやじの畑)を始めています。空き地にさまざまな農産物や花を栽培することで環境改善を図ることができたと同時に、週末には畑に保護者や児童生徒が集い、互いの親睦を深める機会ともなりました。(2)リサイクル活動  高等部では、本校や長野小・中学校の給食で飲み終わった牛乳パックを材料に紙すきをし、出来上がった和紙を使ってご祝儀袋を作り販売しました。素敵なご祝儀袋だと多くの人に喜んでいただきました。また、売り上げ金は自分たちの修学旅行の費用の一部となり、リサイクル活動のよさを生徒自身が実感することができました。(3)節水・節電等の省エネ活動  生徒が自ら節水・節電に取り組むことができるよう、生徒会活動の中に省エネに関わる活動を位置付け活動しています。(4)芝生校庭の活用  6年前から校庭の芝生化に取り組み、現在はミニサッカーゲームができるほどに整った芝になっています。校庭を芝生にすることによって、雨水土砂の急激な流出や砂埃の発生による近隣住宅への影響を減らすことができました。また、本校児童生徒の利用だけでなく、地域の自治会主催の運動会や近隣の幼稚園児・保育園児の散歩、放課後のサッカー教室の会場として活用され、人の輪が広がっています。■附属特別支援学校写真3 川の生き物の生態を調査地域の公園の花壇作りと管理生徒総会で節水の呼びかけ「おやじの畑」作り地域の運動会での太鼓発表育てた花を校内や駅に展示牛乳パックを使って紙すき写真4 地域の環境美化活動に参加

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