2017環境報告書
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9行いました。志賀高原ユネスコエコパークでは、県内すべてのユネスコスクールが校外学習を行ったほか、地域の自治体や各種団体と協働して、環境教育の高度化や人材育成などに取り組みました。これらの取り組みを経て、2017年2月18日の設立総会で、信州ESDコンソーシアムが正式に発足しました。同じ日に開催された成果発表&交流会では、県内7校の小·中·高校の児童・生徒など約130名が長野(教育)キャンパスに集まり、日頃のESD活動の発表と交流を行いました。つなっぷる(長野ユネスコ協会青年部)が企画したイベント「世界一周した高校生×信大生!」志賀高原で開催された自然観察指導員講習会(日本自然保護協会、山ノ内町、信州大学教育学部の共催)志賀高原で行われたユネスコスクールのESD活動:スキー場跡地への植樹(山ノ内東小)信州ESDコンソーシアム成果発表&交流会信州ESDコンソーシアムについて信州の環境と知に根ざしたESDの普及をめざして特 集◦ユネスコスクールとはユネスコスクールは、ユネスコ憲章に示された理想を学校現場で実践することを目的としたユネスコのプログラムです。ユネスコスクールの母体は1953年、ASPnet(UNESCO associated Schools Project Network)として、国際理解教育の実験的な試みを比較研究し、その調整をはかる共同体として発足しました。このASPnetの加盟校が、ユネスコスクールです。ユネスコスクールはグローバルなネットワークを活かして、世界中の学校と交流しながら、地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育の開発・発展を目指した活動を行っています。現在、世界182の国や地域に10,000校以上のユネスコスクールがあります(2017年5月時点)。日本国内の加盟校(幼稚園~大学まで)数は1,037校で、1か国の加盟校数としては世界最大です。このように日本でユネスコスクールが多いのは、ESDに対する関心の高まりを反映したものです。ユネスコは国連におけるESD推進の主導機関でもあることから、ユネスコスクールにはESDの推進拠点としての活躍が期待されています。ユネスコスクールプレートの贈呈式(高山中学校)

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