信州大学工学部2018
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私が専攻しているコンピューターサイエンスの分野は常に変化が大きく、男性、女性に関係なく優秀な人材が求められています。女性エンジニアが少ない世界ですが、新たな機能を考え、実装するときに女性の視点が生きる機会も多く、プロジェクトをリードできるエンジニアとなるべく努力を積み重ねています。情報工学科 河原 由佳(長野県出身)変化の大きい世界で開発プロジェクトをリードしていきたい。電気電子技術を学ぶきっかけは、高校生のときに見た瀬戸内海を進むタンカー。「こんな大きなものを動かしてみたい」。それから、ものを制御する仕組みに興味を持ち、システムや技術について深掘りし、現在は博士課程で学んでいます。高校時代に抱いた想いを胸に、これからも一歩一歩進み続けていきたいと思います。総合工学系研究科 システム開発工学専攻 佐川 美也子(兵庫県出身)きっかけは高校生のときに見た一隻のタンカー。工学部は男子が多数を占める環境ですが、だからこそ、女子ならではの考え方を生かすチャンスが多くあります。私は化石燃料に頼らない社会を実現するための勉強に取り組んでいます。研究や業界の常識に縛られない発想で再生可能エネルギー分野における新たな発見を生み出していきたいと常に思っています。機械システム工学科 三澤 純子(福井県出身)この環境だからこそ、女性ならではの考えが武器になる。世界で活躍できるエンジニアになりたいと思ってマレーシアから留学しました。授業や研究のみならず、ここでは留学生のためのいろいろなイベントが行われていて、大学生活を送るにはとても良い環境です。学んだことをもとに、新しい技術に携わり、工学からヒトと社会の発展を担っていきたいです。物質化学科 ヌルファティン ナビラ ビンティ マズラン(マレーシア出身)新しい技術をもとに世界で活躍するエンジニアへ。小学生の頃から環境問題に興味があり、研究者を志していた私にとって「持続可能な社会の実現」をテーマに掲げる信州大学はぴったりの場所。現在は大学院で水圧駆動装置の研究に取り組んでいます。一人の女性研究者としてこの分野の発展に貢献していきたいと思っています。総合理工学研究科 工学専攻 機械システム工学分野 岡部 仁美(石川県出身)目指すのは環境問題に一石を投じる女性研究者。これからの社会を工学でつくる女性たち技術ではなく、人から、どんな未来を提案できるか。それが、これからは大切だと、私たちは考えます。今まで男性という色が強かった工学に女性の発想を。それがもっと新しい価値を生み出していくはずです。51

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