工学部 研究紹介2018
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戻る時間が設定でき、インターネット経由でも確認できるタッチパネルを利用した「在室表示機器」運転免許学科試験用の練習器「免トレ君」問題には動画が付いているので理解が深まる写真サイズ高さ4.35cm×幅3.6cm配置位置横15.3cm、縦2.85cmアサノ研究室研究から広がる未来卒業後の未来像アサノ研究室では、幅広い範囲で情報機器の研究開発を行っています。『役に立つ』『使いやすい』を基本方針にし、人間の仕事や生活が『楽になる』『楽しくなる』機器を目指しています。例えば、右図上の『免トレ君』は、運転免許の学科試験問題をわかりやすくするために動画を付けたものです。正解・不正解の判定も動画を使い、試験勉強をゲーム感覚でできるようにしています。また、右図下の『在室表示器』はインターネット経由でも確認できるので、部屋まで行かなくても在室しているかどうがわかります。これにより、行き違いが避けられます。アサノ研究室では、情報通信システムに関する研究も行っていて、複数の情報機器が『会話』すれば、より高度な動作ができます。将来の情報機器は、単独ではなく、『仲間』と一緒に働いてくれるようになるでしょう。その具体的な方法や、それを実現するための技術を探るために、学生が日々研究や開発をしています。卒業生は、ソフトウェア業、電気メーカー、自動車メーカー等、様々な分野の企業に就職しています。学生には、研究のみならず、社会人として必要な知識や常識も学ばせています。ASANODAVIDKEN教授旧郵政省の通信総合研究所で客員研究員を経て、1996年より現職。研究分野は情報通信システムと情報機器。役に⽴つ情報機器。あなたも使いたくなる?電⼦情報システム⼯学科研究シーズ共同研究・外部資⾦獲得実績社会貢献実績研究キーワード通信システム・組み込みシステム・ソフトウェア開発【先生の学問へのきっかけ】電子回路やコンピュータを初めて触れたときに,「こういうものを使えば何でもできる」と思いました.そのときから興味があり興味が湧き,その道に進もうと思いました.ものづくりも好きなので,役に立つものの開発には自然に引かれました.•通信システム理論•組み込みシステムの開発•ソフトウェア開発•「書類作成装置の開発」民間企業との共同研究•「運転免許学習装置の開発」民間企業との共同研究•「ウェブツールの開発」民間企業との共同研究•「作業・在庫管理システムの開発」民間企業との共同研究信州大学出前講座地域の方へ外国の様子や考え方を紹介工学部LED活動高校で模擬講義を実施IEEE学会,IET学会,電子情報通信学会など査読委員IEEE信越支部Secretary電子情報通信学会信越支部評議員48

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