工学部 研究紹介2018
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研究シーズ共同研究・外部資⾦獲得実績社会貢献実績研究キーワード•カーボンナノ空間の数十万気圧に及ぶ超高圧圧縮効果を活用する新技術•ナノ細孔の精密解析方法•ナノ空間中の水など分子系の特殊機能の応用•量子分子篩効果による超効率同位体分離濃縮技術•カーボンナノチューブの高分散剤•伸張性ならびに透明性電極技術•JSTCREST:精密分子ふるい機能の高度設計に基づく無機系高機能分離材料の創製継続•NEDD新エネルギーベンチャー:透明導電膜創製国際共同研究:右のスペインとの共同研究以外にも多数あり。•SorbonneUniversités、UniversitédeToulouse(フランス)らとのナノ空間中イオンの国際共同研究:NatureEnergyに印刷発表予定•BudapestUniversityofTechnologyandEconomy(ハンガリー)UniversitéGrenobleAlpesandCNRS(フランス)とグラフェン細孔の国際共同研究アメリカ化学会Langmuirにて発表予定JSTさきがけ「超空間制御」領域アドバイザー時代を刷新する国会議員の会にてメタンハイドレート生成促進について講演2015年10月衆議院第二議委員会館)千葉市科学一般市民講演「カーボンナノ空間はユニークな化学工場」千葉、10月H2H2⾦⼦研究室ナノ空間とナノ窓の優れた⼒で新しいエネルギー・環境・⽔の科学と技術を創成研究支援部門研究⽀援(特別特任教授)金子克美特別特任教授2010年4月から信州大学にて研究専任。その前は千葉大学理学研究科教授研究領域:物理化学、吸着科学、ナノ物性科学ナノ細孔空間は省エネ・省スペースで不可能を可能にします。1万気圧以上の加圧圧縮が必要な高圧化学反応、物質創製を大気圧以下で可能にできます。金属硫黄原子鎖を作れます。メタンハイドレートの生成を助けます。ナノ窓は超分離能を生み出し、夢の空気分離を生み出す可能性があります。このメタンハイドレート研究は効率的な二酸化炭素からクリーンエネルギーメタンへの循環システム構築に役立ちます。細孔場超高圧効果は化学工業に新たな省エネルギー・省スペース革新を生みます。0.7nm円筒空間中の古典水素(左)と量子水素(右)量子分子篩は重水素分離を容易にし、LSIの長期安定化、医薬品の薬効向上に役立ちます。炭素同位体分離にも挑戦しています。カーボンの見かけの疎水性が親水性に変換される機構の解明に成功しました。クーロンの法則がナノ空間で破れますナノ空間科学・固体科学・吸着科学・分⼦科学・ナノ科学メタンハイドレート:国際共同研究JST国際共同研究表彰Nature Chem.IUPAC勧告【先生の学問へのきっかけ】高校などの授業で分からないことが多すぎたこと。自分なりに理屈を立て理解したいと思っていましたが、とにかく分からないことが多く、原子レベルからいろいろな現象を理解したいという気持ちが大変強かったのを覚えています。大学に入ってからは文学にも興味はありましたが、物理系の科学を思う存分理解したいと思い、そのまま突き進んできたと思います。137

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