農学部学部案内2017
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●現在取り組んでいる研究テーマは?植物の根と共生関係を結び植物の養分吸収を助けるアーバスキュラー菌根菌について研究しています。●将来の夢は?食べることが大好きなので、食に関わる仕事に就きたいです。●農学部の雰囲気を一言で表すと?基本的にみんなのんびりしていますが、自分の研究や勉強にはコツコツ取り組む努力家な人が多いように感じます。●後輩へのメッセージをお願いします。伊那キャンパスはこんなに農学部に適したところはないと言えるほど自然豊かですてきな場所です。ここでしかできないことを見つけて、ぜひ充実したキャンパスライフをおくってください!果樹園芸学研究室では、ナシやリンゴの新品種を効率的に育成するため、DNAマーカーを利用した育種法の開発や研究を行っています。リンゴでは横枝が出にくく作業の省力化に繋がるカラムナー形質や赤果肉形質を導入した新品種の育成、ナシでは複数の病害に抵抗性を持つ新品種の育成を行っています。研究紹介作物学研究室では、イネ・ソバ・ダイズなどの作物の生産性、品質やストレス耐性を高めるため、携帯型光合成測定装置(1)での光合成測定、土壌養分の分析、電子顕微鏡による組織観察(2)などを行っています。雑草学研究室では、外来植物の地理的・空間分布の解明に関わる研究に取り組んでいます。雑草の分布状況を簡易に把握する方法を確立し、早期に発見、対策することで、農業生産や生態系への影響を軽減させることができます。14戦後日本の世帯はどんどん小型化してきています。この世帯の小型化は,実は食料自給率の減少にも大きくかかわっています。なぜ日本の食料自給率は低下し続けてきたのか、その上で、今後の国内農業はどうあるべきなのか。農業経済学研究室では、社会統計データや経済学的手法を駆使して現実をリアルに捉え、政策提言による食料・農業問題の解決を目指しています。学生Voice植物資源科学コース旧 食料生産科学科五味 梓さん 4年生

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