大学概要2016|信州大学
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特色ある教育プログラム46特色ある教育プログラムUnique Programs of Study博士課程教育リーディングプログラムファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダーの養成 「博士課程教育リーディングプログラム:ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダーの養成」とは、繊維・ファイバー工学分野において優秀な学生を、グローバルに活躍するリーダーへと導くための、信州大学総合工学系研究科・総合理工学研究科をつなぐ5年一貫の全く新たな試みです。 ファイバーに関する専門知識や応用力はもちろん、人類の課題とファイバー技術とを結びつける俯瞰力を備え、異分野・異業種のグローバルな橋渡しにより新しい価値を見出し、最終的には、製品化や事業化研究までのプロジェクトリーダーとなり得るようなマネジメント能力までを身につけてもらいます。 人類の課題を解決する、ファイバー技術の冒険。そのリーダーになって欲しい。私たちはそのためのメニューとサポート体制を用意しました。「ファイバーエリート」として、約束された未来の扉がここにあります。博士課程学位プログラムサスティナブルソサイエティグローバル人材養成プログラム サスティナブルソサイエティグローバル人材養成プログラムは、サスティナブルエネルギー、サスティナブルフード、サスティナブルウォーターの3つのコースから構成される大学院総合理工学研究科(修士課程)・総合工学系研究科(博士課程)に跨る修士・博士課程5年一貫学位プログラムです。本プログラムは、エネルギー、水、食料分野における持続可能なライフラインの構築に貢献できるグローバルリーダーの養成を目的としています。プログラムの特徴的なカリキュラムとしては、研究室ローテーション、実践的なインターンシップ、海外研究留学、コース科目や技術経営(MOT)科目の履修などです。プログラムの履修生は、信州大学大学院総合理工学研究科に入学が決まった新修士1年生の中から選抜されます。繊維系大学連合による次世代繊維・ファイバー工学分野の人材育成研究者に求められる倫理規範とその教育プログラムの標準化をめざして:CITI Japanプロジェクト 大学院に繊維・ファイバー工学関係の専攻を有する信州大学・福井大学・京都工芸繊維大学が教育研究資源を連携・融合した繊維系大学連合を形成し、各大学院の修士課程に設置した「繊維・ファイバー工学コース」で連携教育を実施します。繊維系大学連合だけでなく、産業関連団体や繊維系資格関連団体、繊維系関連学会の関係者をステークホルダーに迎え、「基幹科目」という独自の講義を開講することで、繊維のスペシャリストとなる技術者、研究者を養成します。 2012年度から信州大学を中心とする6大学(東京医科歯科大学、福島県立医科大学、北里大学、上智大学、沖縄科学技術大学院大学)で、大学間連携共同教育推進事業「研究者育成の為の行動規範教育の標準化と教育システムの全国展開」(文部科学省)CITI Japanプロジェクトを進めています。人間社会が未来に向けて持続・発展を続けていくためには、科学という営みは必要不可欠です。しかし昨今話題となっているように、不適切な研究行為が社会と科学研究そのものに与える影響は非常に大きなものです。そのため、適切な倫理観を備えた研究者の育成が今まさに求められています。こうした社会的需要に応え、研究者の倫理観をより高いものへと導くべく、本事業ではe-ラーニングによる研究倫理教材の作成・普及を行っており、平成28年2月10日現在、560大学・研究機関、369,218人の受講登録者が利用しています。

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