大学概要2016|信州大学
14/84

山岳地域の自然環境と人間活動との融合の方策を探る 地球規模での気候変動に伴う山岳地域における喫緊の環境問題を科学的な研究基盤に立脚して解決し、自然環境再生、保全、活用及び防災を実践することのできる山岳地域の自然環境と人間活動との融合の方策を探ることを目指します。 山岳域での気象観測を行い、地球規模での温暖化に対する山岳域での環境応答の解明を目指します。また、環境変動に対する水生生態系の応答を、水循環や物質循環の観点から解明・予測し、広く情報を発信します。大気水環境・水生生態系研究部門 中部山岳における観測と研究を核としつつ、アジアや地球規模での山岳における観測との比較や共同研究を進める事で、国際的山岳研究拠点の役割を果たすとともに国際的研究ネットワークの構築を図ります。国際山岳連携研究室 日本アルプスやヒマラヤ山脈を対象に、山地及び山岳環境の成立-変遷-消滅プロセスを正確に把握し、その理解に基づいた環境保全と防災のための方策を国内外に提案していきます。地形地質・防災研究部門 生息環境が厳しい寒冷・高山環境に生息する野生生物の長期にわたる生態研究と、グローバルな気候変動や自然環境の変化による、陸上の野生生物の個体群動態の把握と将来の予測を行い発信します。陸上生態系研究部門 森林の持続的な資源利用と資源植物の把握、三次元計測のセンシング技術の開発、気候変動に伴う森林への影響評価と森林生態、森林のLCAと木質バイオマス、建築史(山岳)、森林管理のためのリスク評価に取り組みます。森林資源研究部門部門紹介14カーボン科学研究所環境・エネルギー材料科学研究所国際ファイバー工学研究所山岳科学研究所バイオメディカル研究所先鋭領域融合研究群山岳科学研究所先鋭領域融合研究群 ④

元のページ 

page 14

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です